「アーティストによるキュレーションとは?」アリソン・グリーン著『アーティストがキュレーションするとき – メディウムとしての現代 美術と展覧会』 出版記念トークイベント

 

 

 

出 演 :アリソン・グリーン(ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校 MA Culture, Criticism and Curation専攻長/美術史家)

 

ゲスト : 荒木夏実、今村有策、藤岡勇人(東京藝術大学)

 

通 訳: 田村かのこ(Art Translators Collective)

 

日 時 : 2018828日[火]19:3021:00 (開場 19:15

 

WhenArtistsCurate
会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:70名
入場料:1,000円
共同企画:東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻


 

●概要

 
エルムグリーン&ドラッグセットがキュレーターを務めた昨年のイスタブール・ビエンナーレや、ピエール・ユイグがアーティスティック・ディレクターを務める来年の岡山芸術交流など、近年アーティストがキュレーションを手がける芸術祭や展覧会が注目されています。

美術史家アリソン・グリーンによる著書『アーティストがキュレーションするとき- メディウムとしての現代美術と展覧会』(​ When Artists Curate – Contemporary Art and the Exhibition as Medium, Reaktion Books, 2018)は、アーティストによるキュレーションの例を歴史的にたどりながらその意味を分析した画期的な一冊で、英国でも大きな反響を呼んでいます。
 本書の中でグリーンは、アーティストがキュレーションすることによって、展覧会にまつわる制度の問題があぶり出されること、作者の主体性や展示と批評の関係性などについてさまざまな議論が起こることを述べています。美術史家や専門のキュレーターとは異なる視点をもつアーティストがキュレーションすることで、美術や展覧会に関する新たな解釈が生まれるのです。

 本書の出版を記念し、NADiff a/p/a/r/tではトークイベントを開催します。アリソン・グリーン氏によるスライドトークと、荒木夏実、今村有策、藤岡勇人(東京藝術大学教員)を交えたパネルディスカッションを行い、アーティストによるキュレーションの意味について考えます。

 


 

●EVENTご参加方法

 
ご希望日、ご参加を希望される方のお名前、お電話番号、ご参加人数を明記の上、メールにてご予約ください。
お電話でも承っております。TEL : 03-3446-4977
※当日キャンセルはかたくお断りしております



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●商品情報
 
『When Artists Curate: Contemporary Art and the Exhibition As Medium (Art Since the ’80s)』

WhenArtistsCurate

発行元:Reaktion Books
発行日:2018年6月
サイズ:150×190mm
項 数:295頁
言 語:英
 
※online shop→準備中※


 

●Profile

 
Alison Green(アリソン・グリーン)
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ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校大学院MA Culture, Criticism and Curation専攻長。美術史家、批評家、キュレーターとして近現代美術の研究に従事している。1990年代より、ブラントン美術館やバービカン・アート・ギャラリー、ニューヨークのスターク・ギャラリーなどでキュレーターを務め、現代美術作家についての執筆と発表を行っている。
 
荒木夏実(あらき・なつみ)
araki

東京藝術大学美術学部准教授。慶應義塾大学非常勤講師。慶應義塾大学文学部卒業、英国レスター大学ミュージアム・スタディーズ修了。三鷹市芸術文化振興財団キュレーター( 1994-2002)、森美術館キュレーター(2003-2018)を経て現職。企画した主な展覧会は「小谷元彦展:幽体の知覚」(2010)、「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」(2014)、「ディン・Q・レ展:明日への記憶」(2015)、「六本木クロッシング 2016:僕の身体、あなたの声」(2016)など。「ゴー・ビトゥイーンズ展」で第26回倫雅美術奨励賞(美術評論部門)、第10回西洋美術振興財団賞を受賞。
 
今村有策(いまむら・ゆうさく)
Imamura

東京藝術大学美術研究科グローバルアートプラクティス専攻教授 名古屋芸術大学特別客員教授、武蔵野美術大学非常勤講師
国内外の若手クリエーターの人材育成、国際文化交流、領域横断で実験的なプロジェクトを推進するアートセンターであったトーキョーワンダーサイトの創設に携わり、2001年の創設から2017年まで館長を務める。2001年から2013年まで東京都の文化行政について知事に助言・進言を行う東京都参与も兼務し、アーツカウンシル東京の創設をはじめ、東京の新たな芸術文化基盤作りに取り組む。東京オリンピック招致においては文化プログラム作成に中心的な役割を果たす。建築を学び、磯崎新アトリエ勤務を経て、1991-93コロンビア大学建築学部客員研究員。 現在、デザインアソシエーション理事、PMQ(香港)インターナショナル・アドバイザー、浜松市鴨江アートセンターシニアアドバイザー。これまでに世界文化の家(ベルリン)プログラム・アドバイザリー・ボード、テンスタ・コンストハル・アドバイザー(ストックホルム)、国連大学アドバイザーなどを歴任。

藤岡勇人(ふじおか・はやと)
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東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻特任助教。2016年ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校MA Culture, Criticism and Curation修了。2013年から2015年まで一般社団法人産業人文学研究所に勤務し、水性木版画のレジデンス事業や国際木版画会議本部事務局のアシスタントを務め、インディペンデントキュレーター、映像作家としても活動を始める。2013年より退蔵院方丈襖絵プロジェクトのドキュメンタリー「72 Sliding Doors」を制作し、2015年にイタリア・ラヴェンナのNuovi Orientamentiで上映。最近の主な展覧会企画に「Searching for Mokuhanga Light: Globalizing Japanese Woodblock Printmaking」(2017)、「Tokyo Analogies | Richard Nicholson」(2017)など。現在はアーティストの西村雄輔と協働で、愛媛県長浜町の山林と空き地を活用したプロジェクト「Something Happens, Make Something Happen」を手がけている。


 

●お問い合わせ

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150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977

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