ベアーテ・ミュラーは1965年ドイツ、ケルン近郊のベルギッシュ・グラッドバッハ生まれ。
1984年からアーヘン専門大学で、その後1989年から1994年までデュッセルドルフ美術大学でグラフィックを学び、フランツ・エッゲンシュウィラーからマイスター・シューラーリン資格を取得しました。以来、アーヘンとケルンを拠点にグラフィックデザイナーとして活動してき ましたが、現在は写真作品やコラージュ作品の制作へ仕事の比重を移しています。
彼女にとって写真は、絵画が画家にとってそうであるような、自らが探求したい世界を表現するための手段です。彼女は自らのヴィジョンやリアリティーが出現する機会に備えて常に準備し、平穏で平凡な日常世界を見渡します。ある時ある場所で、様々な素材の質感や、それらの構造や構成、色彩や光のコンビネーションのなかにそれは実現し、彼女はその瞬間を確実に捉えます。何気ないスナップショットですが、私たちが普段目にしているこの世界がいかに美しいものであるかを思い出させてくれます。
協力:タグチファインアート
●新刊写真集
Beate Müller Lichtbilder
Preface by Gregor Jansen
Designed by Beate Müller
2013 / Hardcover / 300×258mm / 88頁 / 85color / illustration / German / English / 税込5,400円(税込)
●同時開催
ベアーテ・ミュラー「Lichtbilder 光の絵画」
2013年6月29日[土] — 8月3日[土]
◎タグチファインアート
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2-6-13 山三ビル B1F
WEB:www.taguchifineart.com