●概要
「NADiff Gallery」と、ファッションレーベル・PUGMENTが主宰する新スペース「People」での2会場に於いて、PUGMENTの新作コレクションとその制作プロセスを公開する展覧会「We People Work」を開催いたします。
PUGMENTはこれまで、路上に落ちている衣服のディティールが熱転写プリントされた「MAGNETIC DRESS」や、古着のミリタリーウェアを燃やした灰で作られた「IMAGE」など、衣服と人・都市・社会との関係性からコレクションを制作、発表してきました。ファッションというメディアを複眼的なアプローチで追及するPUGMENTの思想と作品は、ファッションのフィールドに留まらず、アートシーンからも高い注目が注がれています。
「People」の会場では受注展示会を行い、各回若干名の参加者を募集し全10回のワークショップを行います。参加者はPUGMENTによって提示される幾つかのテーマについて話し合い、最終的に参加者自身のための「ユニフォーム」を構想します。また、ワークショップ中もスペースを開放し、見学・受注が可能です。
「NADiff Gallery」の会場では、会期中に行われるワークショップの記録やアイデアの蓄積を、随時公開していく展示として展開していきます。
PUGMENTのコレクションにおける新しい実践と、新スペース「People」を舞台にした実験に是非ご期待下さい。
●ステートメント
なんかわたしたち、やっぱりいつも服のことばっかり考えてるなーって思って、服のどんなところに惹かれてるんだろうって思うと、「なれないはずの何かに一瞬だけなった気になれる」ってことが一番の理由だと思って、例えば「イケてるわたし」にもなれるし、「強く」もなれるし、「かわいく」もなれるし、「大人」にも「仕事ができるわたし」にも「悪いわたし」にも「こう思いたいわたし」にも「本当のわたし」にもなれる。でもそれって全部なれた気になってるだけで本当はそうではなくて、イメージとしてなってるだけ。っていうところがある。何かになるってことは、ある意味では空想だったり仮想だったり次元を超えてたりすると思ってて、そこには前提として「まだ会ったことのない」本当のわたしたちがいる。「まだ会ったことのないわたし」に会うためにわたしたちは「まだ会ったことのないわたし」を抱えたあなたに会いにいく。
●展覧会場
Exhibition: We People Work
People (NADiff A/P/A/R/T 2F)
会 期:2019年5月3日[金]– 5月26日[日]
時 間:14:00–20:00
定休日:月・火・水・木 ※5月6日[月]は営業
>>wepeople.work
NADiff Gallery (NADiff A/P/A/R/T B1F)
会 期:2019年5月3日[金]– 5月26日[日]
時 間:12:00–20:00
定休日:月 ※月曜が祝日の場合は翌日
●ワークショップ
Workshop: We People Work
会 場:People (NADiff A/P/A/R/T 2F)
日 時:2019年5月3–6日、10–12日、17–19日、全10回
時 間:各回 14:00–18:00(途中休憩あり)
定 員:各回若干名
参加費:無料
お申込み:PUGMENTが受付窓口となります。下記WEBサイトより日程詳細等ご確認の上お申込み下さい。
>>pugment.com
●Profile
PUGMENT (パグメント)
東京を拠点に活動するファッションレーベル。2014年に設立。衣服が人間の営みにおいて価値や意味が変容していくプロセスを観察し、衣服の制作工程に組み込む。ファッションにまつわるイメージと人との関係性に着目し、既にある価値・環境・情報について別の視点を持つための衣服を発表する。主な発表として「Spring 2019」(KAYOKOYUKI、東京、2018)、「1XXX–2018–2XXX」(KAYOKOYUKI/Utrecht/n id a deux、東京、2018)など。2017年6月に作家らと共同運営するギャラリーにて2018年春夏コレクションを発表、ファッションショーを開催した。同年10月にはオランダ「Unseen Amsterdam」にて写真家・小林健太と協働しパフォーマンスを実施。2019年5月、ショップとオフィスなどの機能を兼ねたスタジオ「People」を恵比寿にオープンした。
>>https://pugment.com
●お問い合わせ
NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977