追悼 関根伸夫ー《位相–大地》を回復せよ

登 壇 : 梅津元(埼玉県立近代美術館学芸主幹/芸術学)

日 時 : 2019年6月1日[土] 17:00-17:45

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『神戸須磨離宮公園現代彫刻展 夜(光)と彫刻 風と彫刻 水と彫刻 招待制・隔年毎開催』(1968年)図録より(展示:会場構成・大高正人、照明・藤本久徳/図録:表紙デザイン・向井良吉、撮影・大辻清司)


会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:70名
入場料:無料
 


 

●概要

 
日本時間、2019年5月14日、午前5時過ぎ、関根伸夫さんの訃報が届きました。アメリカ、ロサンゼルス郊外、トーランス市の病院にて、現地時間2019年5月13日午前9時20分、最後を迎えられたとのことです。謹んでご冥福をお祈りいたします。残念でなりません。やむにやまれぬ思いから、準備を進めていた母袋俊也さんとの対談の前に、追悼の意を表す機会を設けていただけないか、関係者の皆様に相談しましたところ、すぐに快諾をいただきました。ささやかな機会ですが、関根伸夫さんを偲ぶ気持ちを多くの方々と共有し、生産的な議論を深められる機会となることを、切に願っています。(梅津元)
 
関連展覧会(埼玉県立近代美術館):
「1970年 ─ 物質と知覚 もの派と根源を問う作家たち」(1995/共同企画)、「アーティスト・プロジェクト:関根伸夫《位相─大地》が生まれるまで」(2005)、「日本の70年代 1968-1982」(2012)、「版画の景色-現代版画センターの軌跡」(2018)。
 
関連テキスト(梅津元):
「反転する皮膜-《位相-大地》を奪還せよ」『関根伸夫 RE-CREATIONS 1970/2011』(鎌倉画廊、2011)、「出来事/記録-《位相-大地》を回復せよ」『日本の70年代』(埼玉県立近代美術館、2012)、「出来事と記録-現前/想起」『1968年 激動の時代の芸術』(千葉市美術館他、2018-2019)。
 
 


 

●関連記事

 
参考インタビュー記事:
・日本美術オーラルヒストリー・アーカイヴ「関根伸夫オーラル・ヒストリー 2014年4月24日」
インタヴュアー:梅津元、加治屋健司、鏑木あづさ
>>LINK
 


 

●Profile

 
梅津元(うめづ・げん) 埼玉県立近代美術館学芸主幹/芸術学
application
1966年神奈川県生まれ。1991年多摩美術大学大学院修士課程修了。同年より埼玉県立近代美術館に学芸員として勤務。同館で担当した主な展覧会(共同企画を含む) :「〈うつすこと〉と〈見ること〉」(1994)、「ドナルド・ジャッド 1960–1991」(1999)、「プラスチックの時代」(2000)、「生誕100年記念 瑛九展」(2011)、「竹岡雄二|台座から空間へ」(2016)、「特別展示:瑛九の部屋」(2019)など。その他の企画:2014年「DE/construct: Updating Modernism(阿木譲をめぐる3つのプログラム)」(NADiff modern & SuperDeluxe、東京)、2016-17年「トランス/リアル―非実体的美術の可能性」(ギャラリーαM、東京)など。近年の寄稿 :「山中信夫 ─ プロジェクション装置としてのピンホール」『マンハッタンの太陽』(栃木県立美術館、2013)、「Sound of the Real 3」『引込線 2015』(2015)、「Shade of Form / Shade of Life - 可能性としての成田克彦」『成田克彦 - 「もの派」の残り火と絵画への希求』(東京造形大学現代造形創造センター、2017)「ガラスの光春 - 瑛九の乱反射」『現代の眼』622号(東京国立近代美術館、2017)、「美術館コレクションの未来」(座談会)『美術手帖』4月号(2019)など。
 


 

●お問い合わせ

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TEL. 03-3446-4977

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