出 演 : 荒川徹、沢山遼
日 時 : 2019年9月15日[日] 17:00-19:00 (開場 16:45)
会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:70名
入場料:1,000円
●概要
この度NADiff a/p/a/r/tでは荒川徹著『ドナルド・ジャッド 風景とミニマリズム』(水声社)の刊行を記念してトークイベントを開催いたします。
ミニマリズムとは、1960年代中頃のアメリカで、ごく単純で幾何学的な物体(オブジェクト)を展示空間に配置する美術として盛んになり、急速にその存在の仕方を変えていきました。このたび8月に水声社から刊行された、荒川徹『ドナルド・ジャッド 風景とミニマリズム』は、ミニマリズムと呼ばれる代表的な作家ドナルド・ジャッドのキャリアを、絵画からオブジェクト、家具まで追跡し、その静的でストレートな芸術の経験と思考を明らかにしたものです。
今回はその『ドナルド・ジャッド』の刊行を記念して、著者の荒川徹さんと、美術批評家の沢山遼さんをお招きし、ジャッドとミニマリズムをより深く理解するためのトークセッションを開催します。人工風景と抽象絵画の関係、遠近法のなかにおけるオブジェクトと身体、工業と芸術など、本書『ドナルド・ジャッド』が提示するさまざまな問題について、環境や主体とは区別される異物性をひとつの切り口として、二人が語り合います。
●EVENTご参加方法
ご希望日、ご参加を希望される方のお名前、お電話番号、ご参加人数を明記の上、メールにてご予約ください。
お電話でも承っております。TEL : 03-3446-4977
※当日キャンセルはかたくお断りしております
※受信制限をされている方は、当店からのメールを受信できるよう設定お願いいたします。
●商品情報
「ドナルド・ジャッド 風景とミニマリズム」
発行元:水声社
著 者:荒川徹
発行年:2019年
頁 数:240頁
仕 様:A5判並製
価 格:3,000円+税
●Profile
荒川徹(あらかわ・とおる)
視聴覚芸術研究。1984年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、日本学術振興会特別研究員。共著に、『映像と文化──知覚の問いに向かって』(藝術学舎、2016年)、『カメラのみぞ知る』(ユミコチバアソシエイツほか、2015年)。主な論文に、「セザンヌの廃墟と非人間的情動」『表象06』(表象文化論学会、2012年3月)などがある。
沢山遼(さわやま・りょう)
美術批評家。1982年生まれ。武蔵野美術大学、首都大学、名古屋芸術大学等非常勤講師。主な論考に「ウォーホルと時間」(『NACT Review 国立新美術館研究紀要』第4号、2018)、「都市の否定的なものたち ニューヨーク、東京、1972年」(『ゴードン・マッタ=クラーク展』カタログ、東京国立近代美術館、2018)など。
●お問い合わせ
NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977