月曜日定休 ※月曜が祝日の場合は翌日
●前期:Small Exhibition
NADiff Window Gallery vol.56
『光の子ども3』刊行記念 「光の子ども」展
会期:2019年9月12日(木)~ 11月4日(月・休)
会場:NADiff Window Gallery(NADiff A/P/A/R/T 1Fエントランス)
TALK EVENT
卯城竜太(Chim↑Pom)× 小林エリカ
司 会:岩渕貞哉(『美術手帖』編集長)
開催日:2019年9月19日(木) 19:30-21:00
>>イベント詳細
●後期:Exhibition
Project UNDARK(Phew+小林エリカ)「Radium Girls」展
会期:2019年10月25日(金)~ 11月17日(日)
会場:NADiff Gallery(NADiff A/P/A/R/T B1F)
オープニングレセプション:10月25日(金)19:00-20:30
小林エリカによるライブドローイングとサイン会を行います。お気軽にご参加ください。
●概要
目に見えない物をリサーチに基づいた史実と、フィクションによる創造力によって描き出し、マンガ、小説、映像作品など、幅広い表現方法で作品を発表しているアーティスト・小林エリカの展覧会を開催いたします。本展は、マンガ作品『光の子ども3』の刊行を記念した小展示と、新作アートワークによるギャラリーでの展示の2期構成となっております。
この度刊行される『光の子ども3』は、マリ・キュリーが名づけた〈放射能〉にまつわる120余年の史実を主題にしたマンガ作品の第3巻です。〈放射能〉を見ることができる主人公「光」が、マリ・キュリーの〈放射能〉発見から、第二次世界大戦における原子爆弾の登場、福島第一原子力発電所事故までの時空を移動し、変えることのできない過去に向き合い、現在と未来を見つめていきます。歴史を捉えなおし、いまを生きる私たちとつながる物語として描いた本作は、作家のライフワークのひとつといえます。本シリーズは、『光の子ども3』で第一部完結となり、今回の小展示では第一部完結を記念して『光の子ども3』にまつわる映像と原画を展示します。
後期NADiff Galleryにて開催されるProject UNDARK(Phew+小林エリカ)「Radium Girls」展では、ミュージシャンのPhewと小林エリカによるCDアルバム「ラジウム・ガールズ2011」を主軸に、新作のアートワークを発表いたします。「光の子ども」の物語とも交差する「Radium Girls」を展覧会のテーマにすることで、小林エリカのアーティストとしての幅広い活動に着目します。
会期中には、ライブドローイングやサイン会、スタンプラリー、Chim↑Pom卯城竜太さんとのトークイベントも予定しております。最新作『光の子ども3』とあわせて、2つの展示と会期中のさまざまなイベントにぜひご注目ください。
●EVENT
①TALK EVENT
卯城竜太(Chim↑Pom)× 小林エリカ
司 会:岩渕貞哉(『美術手帖』編集長)
開催日:2019年9月19日(木) 19:30-21:00(開場:19:15)
会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:70名
入場料:1,000円
東日本大震災以後の、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う問題を可視化する作品の発表や、帰還困難区域内で行う展覧会「Don’t Follow The Wind」(現在も開催中)の立案も行うアーティスト集団Chim↑Pomのメンバー卯城竜太さんと、小林エリカの対談を行います。司会には『美術手帖』12月号で小林エリカを特集予定の本誌編集部から、編集長・岩渕貞哉さんをお迎えし、異なる視点で「原発」と対峙するお二人のお話を伺います。
②OPENING RECEPTION
開催日:10月25日(金)19:00-20:30
会 場:NADiff a/p/a/r/t
後期開催の展覧会、Project UNDARK(Phew+小林エリカ)「Radium Girls」展の初日に小林エリカによるライブドローイングとサイン会を行います。お気軽にご参加ください。
③STAMP RALLY
NADiff a/p/a/r/tにて開催の「光の子ども」展、「Radium Girls」展の2つの展示にお越しいただき、スタンプを集めると小林エリカ書き下ろしのオリジナルノベルティグッズをプレゼントいたします。
●「卯城竜太(Chim↑Pom)× 小林エリカ」トークイベントご参加方法
ご希望日、ご参加を希望される方のお名前、お電話番号、ご参加人数を明記の上、メールにてご予約ください。
※イベントは終了いたしました
●新刊情報
小林エリカ 『光の子ども3』【サイン本・ポスター付き】
発売日 : 2019年9月
発 行 : リトルモア
仕 様 : A5判/264ページ/並製
価 格 : 1,800円+税
>>ONLINE SHOP
戦争、科学、ファシズム、女たち、地震、デマ ――
重層的なテーマを、和紙に描かれた漫画、テキスト、写真や図など膨大な資料のコラージュで表現。
〈放射能〉と、今日直面するエネルギー問題のつながりを読みとくアート・コミック。
注目の作家がライフワークとして取り組む〈歴史〉を捉え直す試み。
●PROFILE
小林エリカ(こばやし・えりか)
目に見えない物、時間や歴史、家族や記憶をモティーフとして作品を手掛ける。著作には、放射能の科学史を巡るマンガ『光の子ども1, 2,3』(リトルモア、2013、2016、2019)、小説『トリニティ、トリニティ、トリニティ』(集英社、2019)、『マダム・キュリーと朝食を』(集英社、2014、第27回三島由紀夫賞候補と第151回芥川龍之介賞候補にノミネート)、などがある。
近年では映像、ドローイング、テキストを交えたインスタレーションも多数発表している。近年の展覧会に、個展「His Last Bow」(Yamamoto Keiko Rochaix、ロンドン、2019)、「野鳥の森1F」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2019)、グループ展「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(国立新美術館、東京、2019)、「Harsh Astral. The Radiants II」(Galerie Francesca Pia、チューリヒ、2018;Halle für Kunst、リューネブルク、2018)、「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、東京、2016)など。
Phew
1978年にパンクバンドAunt Sallyで活動をスタート。バンド解散後はソロとして国内外の数々のミュージシャンとコラボレーションを行なう。現在は、2013年から始めた電子音楽のソロユニットとパンクバンドMOSTを中心に活動している。2018年2月に声のみで制作されたアルバム『Voice Hardcore』をリリース、9月にはThe Raincoatsのアナ・ダ・シルバとのコラボレーションアルバム『Island』を発売。現在、ソロアルバムを制作中。
●お問い合わせ
NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977