大山エンリコイサム 選書フェア
<描く・書く・掻く・画く―「四かく」の世界>

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    Enrico Isamu Oyama, live painting performance at Marianna Kistler Beach Museum of Art, Kansas, US, October 7, 2017, Photo © Shreepad Joglekar

    Enrico Isamu Oyama, live painting performance at Marianna Kistler Beach Museum of Art, Kansas, US, October 7, 2017, Photo © Shreepad Joglekar

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    Enrico Isamu Oyama, FFIGURATI #238, 2018, Airbrush and latex paint on canvas mounted on aluminum stretcher, (H)2.44m x (W)3.66m  (2 canvases), Artwork © Enrico Isamu Oyama, Photo © Shu Nakagawa

    Enrico Isamu Oyama, FFIGURATI #238, 2018, Airbrush and latex paint on canvas mounted on aluminum stretcher, (H)2.44m x (W)3.66m (2 canvases), Artwork © Enrico Isamu Oyama, Photo © Shu Nakagawa

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    Enrico Isamu Oyama, FFIGURATI #242, 2018, Enamel paint, acrylic aerosol paint and latex paint on canvas mounted on wood panel, (H)15cm x (W)15cm, Artwork © Enrico Isamu Oyama, Photo © Shu Nakagawa

    Enrico Isamu Oyama, FFIGURATI #242, 2018, Enamel paint, acrylic aerosol paint and latex paint on canvas mounted on wood panel, (H)15cm x (W)15cm, Artwork © Enrico Isamu Oyama, Photo © Shu Nakagawa


 

●開催概要

 
大山エンリコイサムの2つの美術館個展カタログ『UBIQUITOUS: Enrico Isamu Oyama』『VIRAL: Enrico Isamu Oyama』の刊行を記念し、NADiff a/p/a/r/tにて大山エンリコイサムの選書によるフェアと、中尾拓哉(美術評論家)とのトークイベントを開催いたします。選書フェアでは<描く・書く・掻く・画く―「四かく」の世界>をテーマに選んだ10冊の本を販売いたします。『UBIQUITOUS』と『VIRAL』の2冊のカタログとともにお楽しみください。
 
 

<描く・書く・掻く・画く―「四かく」の世界>

 
 日本語の「かく」には複数の意味がある。ここでは「描く」「書く」「掻く」「画く」の四つの「かく」を考える。「描く」は人物や風景などの対象を「えがく」ことで、さらに「線を引く」という普遍的で文化人類学的なニュアンスもある。今回は英語で「drawing」に当たる後者に注目した。「書く writing」はもっと具体的で、文字を記述することだ。その日常的な行為は、奥深くもある。東アジアの文明は、文字を書くことに象徴性や表現性、思想性を見出してきた。「掻く scratching」は表面を物理的に引っ掻いて、窪みをつくること。原初的で衝動的であり、ある種の暴力性を喚起させる。痕跡は、過去の時間を連想させもする。「画く drafting」は図面に起こす、製図するという含みがある。それは俯瞰する視点で、計画性や論理性に基づいた幾何学的操作であることが多い。日本語の「かく」が面白いのは、今述べたすべての意味に半分触れながら、どれにも完全には帰属しないからだ。複数的で曖昧なまま、「かく」の想像力をめいっぱい広げてみる。

大山エンリコイサム

 
 


 

●関連トークイベント

『UBIQUITOUS: Enrico Isamu Oyama』
『VIRAL: Enrico Isamu Oyama』
刊行記念トーク: 拡散・横断・身体・造形

 

出 演 : 大山エンリコイサム(アーティスト)
聞き手 : 中尾拓哉(美術評論家)
日 時 : 2019年11月9日[土] 19:00-20:30(開場 18:45)
>>ご予約・詳細
 
 


 

●商品情報
 
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UBIQUITOUS: Enrico Isamu Oyama

発売日:2019年
刊 行:マリアンナ・キストラー・ビーチ美術館
判 型:153 mm × 203 mm
頁 数:140頁
言 語:日英
価 格:2,600円+税
>> NADiff ONLINE
 
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VIRAL: Enrico Isamu Oyama

発売日:2019年
刊 行:中村キース・ヘリング美術館
判 型:A4判
頁 数:80頁
言 語:日英
価 格:4,167円+税
>> NADiff ONLINE


 

●PROFILE

 

大山エンリコイサム

Enrico Isamu Oyama in his Brooklyn studio (2018) Photo © Collin Hughes
Enrico Isamu Oyama in his Brooklyn studio (2018)
Photo © Collin Hughes

アーティスト。エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを再解釈したモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」をベースに壁画やペインティングを発表し、現代美術の領域で注目を集める。1983年、イタリア人の父と日本人の母のもと東京に生まれ、同地で育つ。2012年よりニューヨークを拠点に世界各地で展覧会を行なうほか、著書『アゲインスト・リテラシー――グラフィティ文化論』の刊行、雑誌『美術手帖』エアロゾル・ライティング特集の監修、コム デ ギャルソンやシュウ ウエムラとコラボレーションするなど、多角的に活動する。マリアンナ・キストラー・ビーチ美術館(米カンザス)、ポーラ美術館(神奈川県箱根町)、中村キース・ヘリング美術館(山梨県小淵沢町)、タワー49ギャラリー(ニューヨーク)などで個展を開催。
http://www.enricoisamuoyama.net
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●お問い合わせ

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NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977

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