ファションの既成概念を打ち破るアイデアとクリエーションで知られる津村耕佑が、新しく生まれ変わる/ 変わり続ける都市・渋谷を映し出す、新作インスタレーションを発表します。
●INFORMATION
多様なカルチャーが交差する渋谷という街を背景に、エネルギー溢れるクリエーションを扱うセレクトショップとして、NADiffの新店舗「Meets by NADiff」が新生・渋谷PARCOの4階に、この秋11月22日[金]にオープンします。パワフルなクリエーションを発信するアーティストを紹介する店内の「WALL GALLERY」第1弾企画に、ファッションデザイナー/アーティストの津村耕佑を迎え、最新作を発表いたします。
「もし、災害や戦争、失業などで家をなくしてしまった人々に、ファッションデザイナーである私は、どんな服を提案できるのか、またその服は平和なときにはどんな姿をしているのか」
この問いが、FINAL HOMEというプロジェクトのはじまりでした。不安定な社会や震災などの非常時に「個」として立ち向かう礎としての衣服の存在価値を拡張させ、普遍的な機能をもったFINAL HOMEでの「都市型サバイバルウェア」の発表以来、ファッションの既成概念を打ち破るアイデアとクリエーションで話題をさらってきました。幅広いカルチャーを横断し、アートや建築、哲学や思想の世界ともつながるネットワークの構築からも、独自の表現手法を開拓し続けています。
今回の展示では、新しく生まれ変わる/ 変わり続ける渋谷という都市像をテーマにした、新作インスタレーションを発表します。「生命体の基本単位である細胞は、増殖と死滅を繰り返し様々な部位へと変化する」という細胞の生成変化にインスパイアされた「Puzzle Wear」というプロジェクトを作品の基礎にし、都市の生成変化・新陳代謝を映し出します。カタストロフの危機を内包しながら、急速なスピードで脱皮と生成を繰り返す2019 年の街の様相があらわとなる、津村の新作インスタレーションにご期待ください。
会場で限定販売予定の、リミテッドアイテムのリリースも行います。
あわせてお楽しみください。
●PROFILE
津村耕佑(つむら・こうすけ)
ファッションデザイナー、アートディレクター。1983年三宅一生氏のもと、クリエイションスタッフとしてパリコレクションに関わる。1994年、「服は究極の家である」という考えを具体化した都市型サバイバルウェアFINAL HOMEを考案し、ファッションブランドKOSUKE TSUMURAならびにFINAL HOMEを、株式会社エイ・ネット(A-net)からスタートさせ、2015年に独立。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科教授、東京藝術大学非常勤講師、文化服装学院ファッション工芸専門課程非常勤講師、日本文化デザインフォーラム会員
●基本情報
・渋谷PARCO 4F
・定休日 不定休
・営業時間 10:00-21:00
>>渋谷PARCO 公式ページ
●お問い合わせ
Meets by NADiff 準備室
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 4F
TEL. 03-3446-4977