motohara reico『loss of memory』
「ある日、地下鉄を出たら東京は嵐だった。ビルの吹き溜まりに、壊れたビニール傘が何本もあった。作ったヒトって、この傘がどう命を終えるのか、考えてるんだろうか…。土を焼くのが、こわくなったよ。How beautiful the clay disolving the water.」
土は焼かなければ、水にもどる。
土を扱うものだけが知っている、土が溶けゆく映像作品数点を上映します。
土とまっすぐに向き合ってきた作家が近年テーマにしている「焼かない」作品たち。それらは火を通していないため、ともすればとてももろくてはかない存在です。しかしそれ以上に土ならではの素朴で力強い生命力をとても素直に表現していると感じます。
企画協力:作本潤哉(sakumotto) www.sakumotto.jp
●Profile
motohara reico
土を素材とした創作活動をおこなう、美術作家。
5/31 – 6/5 limArt にて、「オールド・イングリッシュ・ガール」展。
WEB:www.motoharareico.com
●お問い合わせ
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