●INFORMATION
この度、渋谷PARCO「Meets by NADiff」のWALL GALLERYでは安藤裕美の個展を開催いたします。
安藤裕美は1994年、東京生まれの画家です。美術の共同体パープルームのメンバーとして、相模原を拠点に活動を行なっています。昨年1月に開催された個展「光のサイコロジー」(オンサンデーズ、東京)は好評を博し、今年1月には、話題を呼んだ梅津庸一企画・監修による展覧会「絵画の見かたreprise」(√K contemporary、東京)に出展しました。
本展の会場であるMeets by NADiffは渋谷パルコの4階に位置している。いまさら確認するまでもなく渋谷パルコは70年代からセゾンカルチャーを発信する重要な拠点のひとつだった。
そんな背景を持つパルコの中で開催される安藤裕美の個展「美しい生活」ではあるが、かつてのセゾンカルチャーと共振する部分はことのほか少ないように思う。安藤は典型的な郊外都市である神奈川県の相模原を拠点とする美術の運動体「パープルーム」の中心メンバーでもある。1994年に東京に生まれた安藤は2014年にパープルーム予備校1期生としてパープルームに加入後、7年以上にわたりパープルームで活動してきた。ちなみに2016年に東京芸大を中退している。一貫して相模原の風景やパープルームの日常を絵画、アニメーション、漫画を駆使して捉えてきた。安藤の作品からかつての西武美術館や西武劇場で紹介されたようなカルチャーの香りがあまり感じられないのは、大きなグループ企業によって画策された文化事業の影響の及ばない領域で活動してきたとも言えるし、その影響力自体が薄れてきた結果とも言えるかもしれない。
3月17日から始まる本展だが、作品の制作は3月11日から開始された。現在、コロナ禍という状況下で「対人関係」や「室内」の意味が変容しつつある。そんな中で安藤が「密」なコミュニケーションを交わしながら4日という短期間で集中して仕上げた数点の「室内画」にはいったい何が定着しているのだろうか。
梅津庸一(美術家・パープルーム主宰)
●商品情報
安藤裕美個展 光のサイコロジー
価 格:880円(税込)
発行元:パープルームギャラリー
サイズ:B5
項 数:20頁
パープルームのまんが1~10巻
価 格:660円(税込)
発行元:パープルーム
サイズ:A5
仕 様:約26頁/レーザープリント/ホチキス綴じ
●Profile
安藤裕美(YUMI ANDO)
1994年東京生まれ
主な個展
2020年1月 個展「光のサイコロジー」(オンサンデーズ、東京)
主なグループ展
2014年9月 「パープルーム大学」(山下ビル、愛知)
2018年11月 「パープルタウンでパープリスム」(パープルーム予備校などの関連施設6か所、神奈川)
2021年1月 「絵画の見かたreprise」(√K contemporary、東京)
●基本情報
・渋谷PARCO 4F
・定休日 不定休
・営業時間 10:00-21:00
※新型コロナウィルス感染症の感染予防・拡散防止による渋谷パルコ営業時間の変更に伴い、
当店も下記の通り、営業時間の変更をいたしますので、ご注意くださいませ。
■当面の間 営業時間:【11:00-20:00】
その後の予定については、改めてお知らせいたします。
皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
>>渋谷PARCO 公式ページ
●お問い合わせ
Meets by NADiff
〒150-8377
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ4F
TEL. 03-6416-1756