●TALK EVENT
出 演:山本浩貴、沢山遼
進 行:岩渕貞哉
日 時:2022年7月23日[土] 18:30-20:00(開場 18:15)
会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:30名
入場料:1,100円(税込)
>>TICKET
※リアル観覧チケット / アーカイブ配信チケット、2種のご用意がございます
●開催概要
この度NADiff a/p/a/r/tでは、山本浩貴の新著『ポスト人新世(じんしんせい)の芸術』(美術出版社)の刊行を記念した、刊行記念トークイベントを開催いたします。トークには、著者の山本浩貴氏、美術批評の沢山遼氏を迎え、美術手帖の岩渕貞哉氏の進行のもと、「ポスト人新世」について縦横無尽に語りあうクロストークを展開いたします。
『ポスト⼈新世の芸術』
アーティストはいかにして自然と対峙しながら創作してきたのか、作家の自然をめぐる認識はどのような形で過去の芸術作品に表出しているのか。著者である美術評論家・山本浩貴は、2019年に執筆した『現代美術史』(中公新書)のなかで、1960年代前後の前衛芸術と2000年代以降のソーシャリー・エンゲージド・アートをつなぐ歴史や、その光と影を論考してきました。そして、芸術運動や各時代の作品を俯瞰してみたことで浮かび上がった新たな関心のひとつが、本書のテーマである、人間と自然の関係を軸とした新たな美術史を構築することでした。
人文科学の領域において、しばしば「芸術」や「美」の観念はあたかも人間の専売特許のごとく扱われてきました。しかし、「何かを見たり聞いたりしたときに感じる経験」としての美意識には、動物や植物と共通の基底が存在することを、近年のいくつかの研究が明らかにしています。本書は、美術史や文化研究で支配的な「人間を中心に据えた視点」を脱却し、人類という種を相対化した目線から、芸術の歴史を捉え直すことに挑戦しています。
人類の活動が地質学的にも重大な影響をもつようになった「人新世」とも称される現世代。アーティストは自然をどう解釈し、次世代に何を問うのか。気鋭の美術評論家が「ポスト人新世」を語ります。
発 売:美術出版社
著 者:山本浩貴 著
仕 様:320頁、四六判
発売日:2022.6
価 格:2,750円(税込)
>> NADiff ONLINE
●EVENTご参加方法
①リアル観覧:
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※クレジットカードでのお支払のみ(お支払完了後、ご予約受付完了のお知らせをお送りいたします)
②アーカイブ配信:
>>チケット購入ページはこちら
※クレジットカードでのお支払のみ(お支払完了後、ご予約受付完了のお知らせをお送りいたします)
※購入後のキャンセルについては、ご返金はできません。予めご了承ください。
※当店の判断によりイベントが中止となった場合は、全額ご返金いたします。
●NADiff a/p/a/r/t店内でのイベント参加につきまして
▼会場内での感染予防対策
・お客様用の手指消毒液を各入り口に設置しております。
・ソーシャルディスタンスを保った座席配置を致します。
▼店内では以下の対策を行っております
・スタッフのマスク着用
・スタッフのこまめな手洗い、うがい、手指の消毒
・消毒液使用し、こまめな店内清掃
・接客時にはお客様との一定距離の確保
・レジカウンターに透明シートを設置
▼来店のお客様には以下のご協力についてお願いしております
・店内でのマスクの着用をお願いいたします。
・入店時には手指の消毒をお願いいたします。
・発熱や咳、全身痛などの症状がある場合、ご自身の体調に不安のある場合は、
くれぐれもご無理なさらずご来店をお控えいただきますようお願い致します。
・ご自身で来館日時の記録をお願いいたします。万一、イベント参加者の感染が確認されたした場合はお知らせいたします。
●プロフィール
山本浩貴(やまもと・ひろき)
1986年生まれ。文化研究者、金沢美術工芸大学講師、アーティスト。一橋大学社会学部卒業後、ロンドン芸術大学にて修士号・博士号取得。2013~2018年、ロンドン芸術大学トランスナショナルアート研究センター博士研究員。韓国・光州のアジアカルチャーセンター研究員、香港理工大学ポストドクトラルフェロー、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科助教を経て、2021年より金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科芸術学専攻講師。著書に『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』(単著、中央公論新社 、2019年)、『トランスナショナルなアジアにおけるメディアと文化 発散と収束』(共著、ラトガース大学出版、2020年)、『レイシズムを考える』(共著、共和国、2021年)、『東アジアのソーシャリー・エンゲージド・パブリック・アート 活動する空間、場所、コミュニティ』(共著、ベーノンプレス、2022年)など。現在、彫刻家・批評家の小田原のどかとの共編著『この国(近代日本)の芸術:「日本美術史」を脱帝国主義化する』(月曜社より2023年刊行予定)を準備中。
沢山遼(さわやま・りょう)
1982年生まれ。武蔵野美術大学造形研究科修士課程修了。美術批評。著書に『絵画の力学』(書肆侃侃房、2020年)。主な共著に、『絵画との契約―山田正亮再考』(松浦寿夫ほか、水声社、2016年)、『現代アート10講』(田中正之編著、武蔵野美術大学出版局、2017年)などがある。
岩渕貞哉(いわぶち・ていや)
「美術⼿帖」総編集⻑。1975年横浜市⽣まれ。1999年慶応義塾⼤学経済学部卒業。2008年に編集⻑となり、2019年より現職。同年、アートECサイト「OIL by 美術⼿帖」をローンチ、あわせてリアルストアを渋⾕パルコにオープン。また、公募展の審査員やトークイベントの出演など、幅広い場⾯でアートシーンに関わる。
●お問い合わせ
NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977
※当面の間、営業日と時間を変更いたします。
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営業時間:13-19時
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