開講日:2023年12月22日[金]、2024年1月12日[金]、2024年3月1日[金]
講 師: 山本浩貴(⽂化研究者)
ゲスト:小田原のどか(彫刻家、評論家、出版社代表)、加治屋健司(美術史家)、岩渕貞哉(『美術手帖』総編集長)
開催方法:会場参加、またはアーカイヴ配信
アーカイブ配信期限:2024年3月31日[日]18:00まで
監 修:雑誌『美術手帖』編集部
本講座は終了し、アーカイヴ動画を配信中です。(2024年3月31日まで)
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●概要
2023年、恵⽐寿にあるアートショップNADiff本店(NADiff a/p/a/r/t)が15周年、そして『美術⼿帖』が75周年を迎えました。これを記念し、NADiff本店にて、現代アートの歩んできた道を多⾓的に振り返りながらこれからの美術を考える道標を⽰す全3回の連続講座を開催します。
「美術⼿帖」の有料会員サービス「美術⼿帖プレミアム」にて好評を博した連載「10ヶ⽉で学ぶ現代アート」(※)を執筆していた⽂化研究者の⼭本浩貴⽒が、連載では扱いきれなかったテーマに触れつつ、ゲストに彫刻家、評論家、出版社代表の⼩⽥原のどか⽒、美術史家の加治屋健司⽒を招いて講義を⾏います。現代アートに興味を持ち始めた⼈から、より考えを深めたい⼈まで、現代を⽣きる⼈々のための現代アート講座です。
イベント参加の申し込みは12⽉8⽇(⾦)12:00よりNADiff onlineにて開始します。当イベントは、会場参加(後⽇アーカイブ配信視聴も可)または、アーカイブ配信視聴のみのいずれかをお選びいただけます。会場参加では、参加者の疑問に講師やゲストが直接回答する、質疑応答の時間を設けています。また、参加券は、全3回の割引通し券と、各回ごとの単体券をご⽤意しています。全3回通しで参加いただくことで、現代アートへの理解がより深まる講座内容となっています。
⼭本浩貴連載「10ヶ⽉で学ぶ現代アート」
⽂化研究者の⼭本浩貴が現代アートの「なぜ?」を分かりやすく解説。10ヶ⽉で現代アートの「いろは」をお届けする、ウェブ版「美術⼿帖」の⼈気連載。
●講義内容 全3回
第一回 「現代アートをめぐる想起と忘却」を考えるために:現代アートはどこから来て、どこへ向かうのか?
──現代アートの「物語性」
講 師:⼭本浩貴(⽂化研究者)
開催日:2023年12⽉22⽇(⾦)19:30-21:30
本講座は終了し、アーカイヴ動画を配信中です。
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⼭本⽒と近代以降のアートやアーティストをめぐる「物語」の推移を辿りながら、これからの現代アートをどのように語っていくことができるかについて考えます。アートに物語は必要なのか。そうだとしたら、なぜなのか。これを探ることで、本講義の通底に流れる「想起と忘却」のメカニズムについて考え、ゲストを迎えて開催する第2回と第3回のイントロダクションにもなる講義を展開します。
第二回 現代アートをめぐる想起と忘却①──『この国(近代⽇本)の芸術──〈⽇本美術史〉を脱帝国主義化する』の共編を終えて
講師:⼭本浩貴(⽂化研究者)
ゲスト:⼩⽥原のどか(彫刻家、評論家、出版社代表)
開催日:2024年1月12日(⾦)19:30-21:30
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『この国(近代⽇本)の芸術──〈⽇本美術史〉を脱帝国主義化する』(⽉曜社より11⽉に刊⾏)を共編した彫刻家・批評家の⼩⽥原のどか⽒をゲストに迎え、⼭本⽒とともに近代⽇本に関する美術史や芸術論における想起と忘却について考察。真の意味で「多様性」のある現代アート界をこの国につくるために、アーティストが、キュレーターが、研究者・批評家が、そして、そのほかアートとさまざまな関わり⽅をする⼈々ができることは何なのかを検討します。
第三回 現代アートをめぐる想起と忘却②──『美術⼿帖』の特集やNADiffのイベントを振り返りながら
講師:⼭本浩貴(⽂化研究者)
ゲスト:加治屋健司(美術史家)、岩渕貞哉(『美術⼿帖』総編集⻑)
開催日:2024年3月1日(⾦)19:30-21:30
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>>アーカイヴ動画
これまでに出版された『美術⼿帖』の出版物や、NADiffで開催されたイベントに着⽬しながら、近年の⽇本の現代アート界におけるトレンドやホット・トピックの変遷の⼀端を、現代美術史の研究者でありアーカイヴにも広い知⾒を持つ加治屋健司⽒を招き、⼭本⽒、そして『美術⼿帖』総編集⻑の岩渕貞哉とともに振り返ります。この国の現代アート界では、何が想起され、何が忘却されてきたのか。今後、積極的に取り上げていかなくてはならないテーマは何か。これからの現代アートを考えます。
●お申込み方法
イベント参加の申し込みは12⽉8⽇(金)12:00よりNADiff onlineにて開始します。当イベントは、会場参加またはアーカイブ配信視聴をお選びいただけます。お⽀払⽅法は、クレジットカード・Amazon Payのみとなります。お⽀払完了後、ご予約受付完了メールをお送りします。
※購⼊後のキャンセルについては、ご返⾦はできません。予めご了承ください。
※当店の判断によりイベントが中⽌となった場合は、全額ご返⾦いたします。
第一回 2023年12月22日[金]19:30-21:30 ※アーカイヴ配信中
第二回 2024年1月12日 [金]19:30-21:30 ※アーカイヴ配信中
第三回 2024年3月1日 [金]19:30-21:30 ※アーカイヴ配信中
◆会場参加(アーカイブ視聴可能)
各回:2,500円(税込) ※終了しました
通し券:7,000円(税込) ※終了しました
定員:50名/各回
◆アーカイブ配信視聴
各回:2,000円(税込)
割引通し券:5,500円(税込)
※講義終了後、5⽇程度でアーカイブ視聴⽤のURLをメールにて送付します。
※配信後のチケット購入の場合は、お支払完了後の自動返信メールにて、アーカイブ視聴用のURLを記載したPDFデータをダウンロードしていただきます。
チケット購入締め切り:2024年3月31日(日)15:00
※視聴可能期間:2024年3⽉31⽇(日)18:00まで
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●Profile
⼭本浩貴(やまもと・ひろき)
1986年千葉県⽣まれ。⽂化研究者。ロンドン芸術⼤学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツにて修⼠号・博⼠号取得。2021年より⾦沢美術⼯芸⼤学美術⼯芸学部美術科芸術学専攻・講師。著書に『現代美術史──欧⽶、⽇本、トランスナショナル』(中央公論新社 、2019)、『ポスト⼈新世の芸術』(美術出版社、2022)、⼩⽥原のどかと共同編集した論集+インタビュー集『この国(近代⽇本)の芸術──〈⽇本美術史〉を脱帝国主義化する』(⽉曜社、2023)。
⼩⽥原のどか(おだわら・のどか)
1985年宮城県⽣まれ。彫刻家、評論家、出版社代表。芸術学博⼠(筑波⼤学)。著書に『近代を彫刻/超克する』(講談社、2021)、『モニュメント原論──思想的課題としての彫刻』(⻘⼟社、2023)。おもな共著に『吉本隆明:没後10年、激動の時代に思考し続けるために』『7・8元⾸相銃撃事件:何が終わり、何が始まったのか?』(いずれも河出書房新社、2022)、⼭本浩貴と共同編集した論集+インタビュー集『この国(近代⽇本)の芸術──〈⽇本美術史〉を脱帝国主義化する』(⽉曜社、2023)。おもな展覧会に「近代を彫刻/超克する津奈⽊・⽔俣編」(個展、つなぎ美術館、2023)、「あいちトリエンナーレ2019」。
加治屋健司(かじや・けんじ)
1971年千葉県⽣まれ。美術史家。東京⼤学教養学部卒業。ニューヨーク⼤学⼤学院美術研究所博⼠課程修了。PhD(美術史)。東京⼤学⼤学院総合⽂化研究科教授。⽇本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ代表。著書に『絵画の解放 カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ⽂化』(東京⼤学出版会、2023)、共著に藤⽥直哉編『地域アート――美学/制度/⽇本』(堀之内出版、2016)、共編著にFromPostwar to Postmodern, Art in Japan 1945-1989: Primary Documents (New York: Museum of Modern Art, 2012)、『中原佑介美術批評選集』全12巻(現代企画室+BankART出版、2011〜)、共訳書にイヴ=アラン・ボワ、ロザリンド・E・クラウス『アンフォルム 無形なものの事典』(⽉曜社、2011)。
●お問い合わせ
NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977