定休日:月曜日(1月8日(月)は祝日のため営業、1月9日(火)休み)
営業時間:12-20時
●概要
この度、NADiff Galleryでは、狩野岳朗による個展「全と個」を開催いたします。
狩野岳朗は1975年群馬県生まれの画家。植物と人との境界を探るように、油絵の具を用いて抽象絵画を制作しています。東京を拠点に名古屋や大阪、ドイツなどで展示を行う傍ら、イベントでのライブペインティングの機会も多く重ねています。また、ファッションブランド〈sneeuw〉とのコラボや、数多くの書物の装画を担当するなど幅広い分野で活動しています。
絵を描く原点は木を描くことから始まったという狩野は、6年程前から近所の公園や自宅のベランダ、地元の自然や旅の途中でフィールドスケッチを行っています。主に樹木を対象として日常的に続けてきた《野外研究スケッチ》は、現在470枚にも及ぶ数となりました。ルーペで細部を覗き込んだり、時には俯瞰的に捉えたり心象を重ねたりするなかで、次第に自身と木の間にある境は何なのか、木も人も地続きの生命ではないだろうかと思考を巡らします。スケッチを行う一方でキャンバスにも絵を起こしていますが、その絵はより心象を帯び、思考のきっかけとなった超個体や構造主義の考え方を参考に、自身がなぜその行動をとるのか、表現のなかにある生物の意志とはなにかを探れないかと考えます。これまでの展示や作品、その時々の思考や行動を立ち返り検証する研究者のような制作の裏側を持つ狩野。本展では、描き続けてきた《野外研究スケッチ》を一面に集約させて展示するほか、キャンバスに起こした絵画作品も展開いたします。また、会期中には鈴木いづみとの絵の実験を行うユニット・suddenlyとして、カラトユカリと野内俊裕によるS/S/A/Wとのライブイベントを開催。狩野による実験的な表現の場をぜひ会場にてご体感ください。
人には自由な意志はあるのか、という話がしばしば出てくる。
構造主義では大きな構造が個の行動を決めているとある。
それは巣の為に行動するハチなどの社会性昆虫にも似ているし、
日本に古くからある自然(じねん)といった環境と人を分別しない大きな概念も思い起こさせる。
では、”個”(私)が繰り返しとった行動を集めて眺めてみたら、
その大きな”全”を少しでも感じることはできないだろうか。
●作品の販売について
NADiff a/p/a/r/t 店頭とアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて販売いたします。
※作品はプレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
店頭販売開始⽇|2024年1⽉5⽇(金)12:00
オンライン販売開始⽇|2024年1⽉8⽇(月)13:00
●GOODS
<NADiff a/p/a/r/t × kano takero>
折畳みバッグ
折畳みバッグ
価格:¥3,520(税込)
サイズ:W590xH480mm
素材:コットン、ポリエステル
限定10点
※ご好評につき完売いたしました。
その他、冊子、グッズなど店頭又はNADiff Onlineにて販売中
NADiff Online
●EVENT
suddenly × S/S/A/W LIVE
日 時:2024年1月14日[日] 18:30-20:00頃(開場 18:15)
会 場:NADiff a/p/a/r/t
入場料:¥2,500(税込)
ご予約はこちらから
チケットのご購入
※クレジットカードでのお支払のみ(お支払完了後、ご予約受付完了のお知らせをお送りいたします)
※キャンセルはお断りしておりますが、やむを得ない場合はイベント前にお問い合わせください。(03-3446-4977 またはメール)
※イベント終了後のキャンセルについては、ご返金はできません。予めご了承ください。
※当店の判断によりイベントが中止となった場合は、全額ご返金いたします。
suddenly
狩野岳朗+鈴木いづみによる絵の実験
鈴木いづみ
布・紙など様々な素材を用いた絵とインスタレーションを制作。
また一点ものの縫いものブランド「BEBEK」での活動も行う。
S/S/A/W
カラトユカリ+野内俊裕によるユニット。2021年結成。翌年より、春夏秋冬をテーマに季節ごとの作品集をリリースしている。
野内俊裕
1981生まれ 音楽家/作曲家
インストバンドcirceのギターとして4枚のアルバムをリリース。中川政七商店の店舗内BGM等、多数の楽曲制作を行う。2018年にNYへ渡り、現代音楽へのアプローチを強め、展示会でのパフォーマンス、ツアー等を行う。2019年に自主レーベルEAR&ECHO RECORDSを設立。自作のペダル・オルガン、騒音、フィールドレコーディングが軸のソロ作品を発表。
カラトユカリ
シンガーソングライター
日々の余白から紡ぐ歌をアコースティックギターで弾き歌い、芸術祭、東京コレクション、世界遺産、映画館、山、など様々な場所で歌う。映画や映像への楽曲提供、出演作には「聴こえてる、ふりをしただけ」(ベルリン国際映画祭受賞)等ががある。
2021年より野内俊裕とのユニットSpring Summer Autumn Winterを結成。22年「S/S/A/W 2022 Spring」「S/S/A/W 2022 Autumn」をリリース。23年「S/S/A/W 2023 Summer」をリリース。
●PROFILE
狩野岳朗|Takero Kano
画家。1975年群馬県出身、東京都在住。
自然を観察しフィールドスケッチを重ねていくなかで植物と人との境界を探るように抽象絵画を制作する。
個展
2023「静かな信号」 / noie extent(東京)
2022「不可分」 / twililight (東京)
「灰青色な単位」 / ON READING (愛知)
「Sampling of Memories」 / nidi gallery(東京)
2021「植物コロニー体系から導く境界の諸原理」 / NADiff Window Gallery(東京)
2020「moment room」 / nidi gallery(東京)
「Klein garten」 / gallery Kasper(神奈川)
2019「In the city」 / Arflex(東京、愛知、大阪)
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グループ展
2023「DEN」 / LIVING MOTIF(東京)
2021「本をひらくと」 / えほんやるすばんばんするかいしゃ(東京)
「Field Sketch Modified」 / EDANE(大阪)
「Motif Sketch Modified」 / SEWING TABLE SO Lei(大阪)
2019「MITSUAMI 三編」 / Löwen.haus(Gerswalde, Germany)
「Field Sketch Modified」 / KalkLaube(Gerswalde, Germany)
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●お問い合わせ
NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977
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