定休日:月曜日
営業時間:12-20時 ※4⽉6⽇(土)はイベントのため19時閉店
※3⽉25⽇(⽉)〜27⽇(⽔)は展⽰⼊れ替えのため店舗休業とさせていただきます。
概要
この度NADiff a/p/a/r/tでは、50年近く国際的に活動を繰り広げてきたアーティスト・折元立身初の評伝『生きるアート 折元立身』(深川雅文著・美術出版社)の刊行を記念したポスター展を開催いたします。折元は、フランスパンで顔を覆って公共空間に現れる「パン人間」や、母との日常生活から生まれた「アート・ママ」シリーズのパフォーマンス作品で国際的に高い評価を得ており、世界各国で個展やパフォーマンスを開催してきました。70代後半となる現在も新作パフォーマンス発表、ドローイングなど作品を作り続けています。2024年1月に刊行となった『生きるアート 折元立身』は、川崎市市民ミュージアムでの個展(2016)を企画したキュレーターの深川雅文が、少年期に始まり、1970年代ニューヨークでの初期作家活動から世界各地でのパフォーマンスの記録、そのパフォーマンス作品が生まれる過程、そして母との生活など、長年の取材をもとに折元の活動の軌跡を綴っています。
本展では、折元にとって作品と不可分のものとして考えられている、パフォーマンスと関連して制作したポスターを展示いたします。代表作の「パン人間」と「アート・ママ」に留まらず、「耳を引く」、「16個のドラム缶+16人の人々」、そして母との最後の作品となった「アート・ママDV」など初期から近年に至る多彩なポスターを展示し、作家のパフォーマンス・アートのダイナミックな展開をご覧いただきます。
主催:NADiff a/p/a/r/t
企画:ART-MAMA FOUNDATION
協力:深川雅文(キュレーター/クリティック)
関連トークイベント
深川雅文 × 村田峰紀(パフォーマンス・アーティスト)
「折元さんについて語ってみようか」
『生きるアート 折元立身』の著者、深川雅文と、ゲストにパフォーマンス・アーティストの村田峰紀を迎え、それぞれの視点から、折元立身の作品について、また今日のパフォーマンス・アートのあり方について語ります。
登壇者|深川雅文(キュレーター/クリティック)、村田峰紀(パフォーマンス・アーティスト)
⽇時|2024年4月6日[土]19:30―21:00
会場|NADiff a/p/a/r/t
定員|30名
会場参加|1,100円
>>ご予約
書籍情報
『生きるアート 折元立身』
著者|深川雅文
発行年|2024年1月
発行|カルチュア・コンビニエンス・クラブ
発売|美術出版社
仕様|四六判変形、上製本、394⾴
価格|4,950円
>>NADiff Online
同時開催
共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー
会期:2024年2月10日 (土) 〜 2024年5月12日 (日)
出展作家:折元立身、酒井美穂子、スウィング、村上慧
>>展覧会詳細
折元立身
生活を感じる、おもしろい作品が生まれた。1946-2024
会場:川崎市市民ミュージアム オンライン展覧会
会期:2024年3月1日 (金)10:00 〜 2024年3月29日 (金)15:00
>>展覧会ページ
作家プロフィール
折元 立身|TATSUMI ORIMOTO
折元立身《ラーメンをかぶる》 (2023年)にて ©︎ART-MAMA FOUNDATION
現代美術家。1946年川崎市生まれ。1969年渡米。カリフォルニア芸術大学に入学。1971年ニューヨークのソーホーに移住。フルクサスの活動と出会い、パフォーマンス・アートを中心にした制作活動を進める。1977年に帰国し、川崎を拠点に国内外での発表を継続する。
【主な個展】
2000年 「折元立身-ART MAMA+BREAD MAN」原美術館、東京
2002年 「折元立身 グラフィック・アート+オブジェ」川崎市市民ミュージアム、神奈川
2008年 「折元立身-レトロスペクティブ」サンパウロ美術館、ブラジル
2010年 「Live in Translation」A Foundation、リバプール、イギリス(ペンザンス、イギリスなどへ巡回)
2016年 「生きるアート 折元立身」川崎市市民ミュージアム、神奈川
2018年 「折元立身 昔と今」尾道市立美術館、広島
【主なグループ展】
1974年 「クロック・ショー」クロックタワー・ギャラリー、ニューヨーク、アメリカ
1991年 「第21回サンパウロ・ビエンナーレ」サンパウロ、ブラジル
2001年 「第49回ヴェネチア・ビエンナーレ」ヴェネチア、イタリア
「横浜トリエンナーレ2001」横浜、神奈川、「現代写真の動向2001 outer/inter」川崎市市民ミュージアム、神奈川
2005年 「老い、老いをめぐる美とカタチ」福島県立博物館、福島
2008年 「ロス・オブ・コントロール」マルタ美術館、ヘルフォルト、ドイツ
2013年 「LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで」森美術館、東京
2016年 「アナタにツナガル」新潟市美術館、新潟
2022年 「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館、東京
著者プロフィール
深川雅文|Masafumi Fukagawa
キュレーター/クリティック。九州大学文学部哲学科卒業・同修士課程修了(西洋哲学史)。川崎市市民ミュージアム(以下kcm)在職中、学芸員として写真、デザイン、現代美術に関する展覧会企画を行う。2017年からインディペンデントで活動。代表的展覧会に、「バウハウス 芸術教育の革命と実験」(1994 kcm)、「現代写真の動向」(1995、2001 kcm)、「遠・近 ベッヒャーの地平」(1996 kcm)、「バウハウスの写真」(1997 kcm)、「写真ゲーム」(2008 kcm)、「Japanese Design Today 100」(2004, 2014, 2023 国際交流基金 共同キュレーション)、「WA 現代日本のデザインと調和の精神」 (2008 国際交流基金 共同キュレーション)、「生きるアート 折元立身」(2016 kcm)など がある。また、同館で「処刑」、「50人のおばあさん」など多くの折元立身のパフォーマンスの実施に関わる。2019年のバウハウス創設100周年を祝うbauhaus100 japan プロジェクトを推進。巡回展「きたれ、バウハウス」の監修を行う。著書『光のプロジェクトー写真、モダニズムを超えてー』(青弓社 2007)、訳書『写真の哲学のために』(ヴィレム・フルッサー著 勁草書房 1999)、編著『Akira Yoshimura Worksー吉村朗 写真集ー』(大隅書店 2014)、共著『現代写真アート原論《コンテンポラリーアートとしての写真》の進化形へ』(フィルムアート社 2019)など。批評誌『写真批評』(TCP PRESS)編集長。国際美術評論家連盟日本支部(AICA Japan)会員。
https://www.mfukagawa.com/
トークゲスト・プロフィール
村田峰紀|Mineki Murata
村田峰紀《ネックライブ》(2023年)にて 撮影 木暮伸也
1979年群馬県生まれ、前橋市在住。2005年多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。原初的な行為で “かく” ことの語源にある4つの要素を 、意識=書く、結果=描く、行為=掻く、潜在=欠く、と捉えてドローイング制作やパフォーマンスを行なっている。
個展
2024 「Out-of-body」 rin art association(高崎・群馬)
2023 「Transition 」まえばしガレリア Gallery2 (前橋・群馬)
2023「share」多摩美術大学八王子キャンパス彫刻棟ギャラリー(東京都)
2021「effect」rin art association (高崎・群馬)
2019「borderman」Art Center Ongoing(東京)
グループ展
2023-2024「New Horizon Vision of the Future」 アーツ前橋(群馬)
2022「N/World」MtK Contemporary Art(京都)
2019「雨ニモマケズ」BankART Station(神奈川)
2017「アブラカタブラ絵画展」市原湖畔美術館(千葉)
2016「Think Tank Lab Triennale, TWO STICKS」ヴロツワフ建築美術館(ヴロツワフ、ポーランド)
作家関連ウェブサイト
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