書籍「ネオ万葉」(パイインターナショナル刊)
●Information
この度NADiff a/p/a/r/tにて、現代美術家 横山裕一の『横山の蚤の市』を開催致します。
2015年、NADiff Galleryでの横山裕一展「ファッションと密室」の際に初開催し大好評を博したイベント「横山の蚤の市」。今回もドローンイングを施した異種混合の私物や下書原画の数々を放出!初日1月28日(火)は横山本人が在廊し皆様をお迎え致します。
また、六甲ミーツ・アート芸術散歩2022にて展示された「ネオ万葉」(2023年パイ インターナショナル刊行)のページを用いたターポリンをNADiff a/p/a/r/t店内壁面で展示販売致します。大胆に配される迫力のオノマトペ、そしてコマごとに綿密に描出される時の流れ、他に類をみない漫画表現で知られる横山の「ネオ漫画」の世界と併せ是非お楽しみ下さい。
協力:株式会社パイ インターナショナル、888ブックス
●Profile
横山 裕一
1967年宮崎県生まれ神奈川県在住。
武蔵野美術大学油絵科卒業後ベニヤ板にペンキで風景や人物を描きながら自身の絵画表現を模索する日々を過ごした後2000年頃から「時間を描く」ことができる漫画を表現方法とする。「ネオ漫画」 と称される横山の漫画には明確なストーリー展開はなく性別/年齢/国籍/時代を超越した登場人物の最小限に抑制された意味不明な会話や非友好的かつ目的不明な行為、謎の物体が移動や変形する様子などの描写は巧みなコマのサイズと密度により連続展開することで過去のような未来のような見たことのない世界を純粋な時間の流れとともに表出させる。同時にそれは人間とは異なる時空を生きる人間以外の生物の俯瞰的視点でこの世界を観察記録しているかのようだ。
主な著作に『ネオ万葉』『PLAZA』『燃える音』『ルーム』『ICELAND』『世界地図の間(ま)』『ベビーブーム』『アウトドアー』『NIWA』『トラベル』などがありその多くはフランス、アメリカ、イタリア、スペイン、ロシア等で翻訳出版されている。そのほか『横山裕一カラー画集』や高濃度蛍光色をふんだんに用い横山の鮮やかな色彩の原画を再現した『BABY BOOM FINAL』など質の高い作品集も出版されている。2024年には2000年~2023年の間にあらゆる媒体、美術館プロジェクトで発表された作品をまとめた短編集『巨象』が出版された。
主な個展に「横山裕一ネオ漫画全記録:わたしは時間を描いている」(川崎市市民ミュージアム神奈川2010年)、「YÛICHI YOKOYAMA: WANDERING THROUGH MAPS, UN VOYAGE À TRAVERS LES CARTES」(Pavillion Blancコロミエ、フランス、2014年) 「これがそれだがふれてみよ」(兵庫県立美術館、兵庫2014年)、「横山裕一 × シュルレアリズム」(宮崎県立美術館、宮崎2014年)など。また「六本木クロッシング2007:未来への脈動」(森美術館)「あいちトリエンナーレ2013」「世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画」(広島市現代美術館2016年)「ロジカル・エモーションー日本現代美術展」(ハウス・コンストルクティヴ美術館チューリッヒ/クラクフ現代美術館ポーランド/ザクセンアンハルト州立美術館ドイツ)「CHILDHOOD: Another Banana Day For The Dream-Fish」(パレ・ド・トーキョー、パリ、フランス2018年) など数多くの国際展やグループ展に参加。
2013年にはエルメス伊勢丹新宿店がリニューアルオープンする際のウィンドウディスプレイを担当。2021年には常磐橋タワ‐に8mにおよぶ絵画作品が恒久設置。2025年春にはフランス3都市で個展、イベント開催が決まっている。
コレクション
東京国立近代美術館
森美術館
熊本市現代美術館
川崎市民ミュージアム
兵庫県立美術館
上海龍美術館
三菱地所株式会社
東京都現代美術館
●お問い合わせ
NADiff a/p/a/r/t
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
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