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2014年2月15日[土] 17:00-18:30 |
本書に収録される作品群は、1枚の写真を世に出す前の状態であるコンタクトシートがレイアウトされ、そこには撮影の衝動や狙いがおしげもなくつまっています。6 x 6のフィルムカメラで撮られたコンタクトシートの1コマ1コマから、写真家の視点を追体験することができるでしょう。
トークショーでは著者の川内倫子氏、写真評論家・タカザワケンジ氏を迎え、写真集「SHEETS」の内容をスライドショーで辿りながら、本作で用いられている「コンタクトシート」についてもお話頂きます。また、写真集「あめつち」(2013年)のエピソードや、近年続いている海外での活動やその反響等についても詳しくお聞きする、またとない機会です。
NADiff x10ではイベント当日に限り特別価格¥6,500(税込)での販売を予定しています。トーク終了後には、著者サイン会(「SHEETS」のみ対象商品となります)も開催いたします。
会場のCAFÉ BISでのお飲み物を片手に、おくつろぎ頂きながらご参加頂けるトークイベントです。是非この機会にご来場ください。
協力:twelvebooks
●新刊情報
川内 倫子「SHEETS」
2013年刊 / 出版社:KOMINEK BOOKS / 152ページ / 210 x 140 mm / ハードカバー / カラー / 販売価格:7,140円 (税込)
※2月15日イベント当日特別価格:6,500円 (税込)
写真家がいつもは見せることのない、1枚の写真を世に出す前の状態であるコンタクトシート。そこには撮影の衝動や狙いがおしげもなくつまっている。本作は写真家、川内倫子がこれまでの作品をベースにそのコンタクトシートを自ら選び、再構成したものとなっている。実際のコンタクトシートが原寸で掲載され、随所でズームアップされた作品が観音開きでレイアウトされている。6 x 6のフィルムカメラで撮られたコンタクトシートの1コマ1コマを追うことで、写真家の辿ってきた視点を追体験し、再発見することができる。写真自体が何かを選んでいく行為の連続であといえるなら、1枚の写真を選ぶという彼女の選択は、撮ることと同義に大切な行為であり、そのヒントがつまった本作は、装丁さながらまるでプライベートの手帖のような一冊である。
●プロフィール
川内倫子 Rinko KAWAUCHI
WEB: www.rinkokawauchi.com
1972年滋賀県生まれ。2002年『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛賞受賞。以降、アルル国際写真フェスティバルをはじめとする国際展にも参加し、2005年パリのカルティエ財団美術館にて個展を開く。2009年ICP第25回インフィニティ賞芸術部門受賞。2011年写真集『Illuminance』を5カ国で刊行。2012年東京都写真美術館で個展『照度 あめつち 影を見る』を開催し、翌年の芸術選奨新人賞を受賞。2013年写真集『あめつち』を3カ国で同時出版。個展、グループ展は国内外で多数。
タカザワケンジ Kenji Takazawa
1968年群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。写真評論家、ライター。写真評論のほか、写真家へのインタビュー、撮影現場のルポ、写真史をテーマにした講座など、写真についてのフィールドワークと執筆を行う。『アサヒカメラ』『IMA』『PHOTOGRAPHICA』『芸術新潮』『美術手帖』などの雑誌に寄稿。
<出版社情報>
KOMINEK BOOKS
ポーランド人フォトグラファー、Michael Kominek(ミヒャエル・コミネク)が主宰するインディペンデント・パブリッシングレーベル。2007年に「Kominek Gallery」をベルリンに設立後、2010年から本格的に出版事業を開始。これまでにViviane Sassen(ヴィヴィアン・サッセン)やAlec Soth(アレック・ソス)の作品集を出版。
www.kominek-gallery.com
●お問い合わせ
NADiff BAITEN
153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL:03-6447-7684 FAX:03-6447-7694