月曜日定休 ※月曜が祝日の場合は翌日
TALK EVENT 1
出 演=長島有里枝、森栄喜
2017年10月19日[木] 19:30-21:00
TALK EVENT 2
出 演=鷹野隆大、森栄喜
2017年10月28日[土] 17:00-19:00
©Eiki Mori, 2017 Courtesy of KEN NAKAHASHI
●展覧会概要
NADiff Galleryでは、写真家・森栄喜による新作展「Family Regained」を開催いたします。
森栄喜は1976年、石川県金沢市生まれ。現在は、東京を拠点に活動しています。写真集『intimacy』(2013年・ナナロク社)の第39回木村伊兵衛賞の受賞を契機に、森栄喜の作品は広く知られるようになり、以降も男性の被写体を主としたポートレートによる性差を主題とした写真、映像、パフォーマンス作品を多く制作し、アクティビストとしての側面も持つ注目のアーティストです。
約4年振りの発表となる森栄喜の最新作品集『Family Regained』では、長年撮影を続けてきた「家族」という共同体を主題にした作品で構成されます。収録作品「Family Regained」はある 家族の集合写真に森自身が一人の家族の構成員であるかのごとく介入し、セルフタイマー撮影されたセットアップ写真です。私たちが普遍的なものだと思い込んでいる、近代以降に形成された家族概念についての批評を根底に敷きながら、家族という共同体とは血縁以外の何によって繋がり得るのか、家族を形成するものは何なのか、写真を通じて森は問いかけています。
本展では、写真作品「Family Regained」から派生して作られたパフォーマンス映像と、「Family Regained」のオリジナルプリント作品を展覧し、森栄喜の最新作を発表いたします。是非ご高覧下さい。
協力:ナナロク社,KEN NAKAHASHI
●ステートメント
Family Regained : The Splash -We brush our teeth, take a shower, put on pajamas and go out into the street
画家デイヴィッド・ホックニーが、60年代に描いたカラフルで愛おしさに満ちた男との日常の暮らし、西海岸の照りつける日差しが生み出すプールの水しぶきの眩しさ。70年代末のエイズ危機で遮断されてしまったその「失われた楽園」を、テロや右傾化する今日の混沌とした世界にあらためて鮮明に接続・再生し、エイズやヘイトクライムにより命を落としたり傷つけられた多くの人々の血の叫びを、最大限のいたわり、愛おしさと親密性を用いて歓喜の「赤」へと昇華することを試みる。
眠る支度を終え、パジャマで街へ飛び出す。
夢の中の理想の世界(失われた楽園)と、今日の現実の世界をひとつに結びつけたいと切実に願いながら。
森栄喜
●新刊書籍
11月下旬発売予定
森栄喜『Family Regained』
発 行:ナナロク社
仕 様:80頁 4色+特色
サイズ:W297×H210
デザイン:森大志郎
予価::4500円+税
※ご予約希望のお客様はwebshop@nadiff.comまでお問合せください
●PROFILE
森栄喜 (もり・えいき)
写真家。石川県金沢市生まれ。パーソンズ美術大学写真学科卒業。2014年『intimacy』(ナナロク社)で第39回木村伊兵衛賞を受賞。『Crows and Pearls』(edition.nord、2009)、『tokyo boy alone』(レボリューション・スター・パブリッシング、台湾、2011)などの作品集のほか、同性婚をテーマにしたパフォーマンスシリーズ『Wedding Politics』(2013~2016)がある。新作『Family Regained』(ナナロク社)を11月刊行予定。
●関連企画
Family Regained|KEN NAKAHASHI
2017.09.08 – 2017.09.30
詳細=https://kennakahashi.net/ja/exhibitions/family-regained
Family Regained: The Picnic|フェスティバル/トーキョー17 まちなかパフォーマンスシリーズ
2017.11.03 – 2017.11.12
詳細=http://www.festival-tokyo.jp/17/program/mori_machi/
●お問い合わせ
NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977