前期:上田良、末永史尚、山口麻加
2017年10月7日[土]―10月29日[日]
後期:伊藤誠、小野冬黃、冨井大裕
2017年10月31日[火]―11月26日[日]
●概要
NADiff Window Galleryでは、2017年5月に発行されたペーパークラフトによるマルチプル集「ペーパークラフトによる彫刻」の参加アーティスト、伊藤誠、上田良、小野冬黃、末永史尚、冨井大裕、山口麻加、計6名のアーティストによる作品展を前期・後期の2部構成で開催致します。
2017年春に、ペーパークラフト、略してペパクラにアーティストが取り組んだマルチプル集のリリースと展覧会が、末永史尚と副田一穂(愛知県美術館学芸員)の共同企画で名古屋に於いて実施されました。本展は、「ペーパークラフトによる彫刻」展の第二弾企画となります。
ペーパークラフトで作品をつくる、という今回のプランが発想された事の次第は、2014年に愛知県美術館のARCH展で担当していただいていた副田が、木村定三コレクションの図録に自ら設計したペパクラを付属させたほどのペパクラ好きであったことからはじまります。その図録を見た末永も興味を持ち「アーティストによるペパクラ」で展示をしてみたい、と今回のプロジェクトがたちあがりました。
各アーティストがそれぞれの作品性が、ペパクラというメディアに投じられたユニークで楽しいマルチプルです。Window Galleryでのショーケース展示とともに、店内ではペーパークラフトセット「ペーパークラフトによる彫刻」をお買い求め頂けます。
●商品情報
「ペーパークラフトによる彫刻」
ペーパークラフト(ペパクラ)とは、一枚の紙にあらかじめ印刷されたいくつかのパーツを切り出し、糊で貼り合わせて立体的に組み上げるものです。江戸から明治・大正にかけて流行した立版古と呼ばれる錦絵の一種や、昭和期の子ども向け雑誌の付録など、日本でも古くから親しまれてきたこの遊びは、今や3Dソフト等を用いて誰もが容易に複雑なものをデザインできるようになったこともあり、企業の販促ツールなどを含めインターネット上に無数のモデルが公開されるなど、現在でも世界中の人々を魅了し続けています。
ペパクラが印刷された平面と組み上げられた立体という二つの特徴をも併せ持っている点に注目しながら、普段は絵画、彫刻、版画、写真といったメディアに取り組む6名のアーティストが、ペパクラによるオリジナル作品をデザイン・販売します。簡単に自作して所有できるマルチプルな彫刻というペパクラならではの魅力を、それぞれのアーティストの視点を通じて、実際に手を動かしながらお楽しみください。
発行:リマスタ
価格:¥1,500
●PROFILE
伊藤誠
1955年愛知県生まれ。1983年武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。
上田良
1989年大阪府生まれ。2014年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。>> web site
小野冬黃
1985年愛知県生まれ。2010年多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域修了。
末永史尚
1974年山口県生まれ。1999年東京造形大学造形学部美術学科美術Ⅰ類修了。>> web site
冨井大裕
1973年新潟県生まれ。1999年武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。>> web site
山口麻加
1991年大阪府生まれ。2015年愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程修了。
●商品についてのお問い合わせ
NADiff a/p/a/r/t
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