出 演 : 大竹伸朗(美術家) × 都築響一(編集者)
日 時 : 2017年12月20日[水] 20:00-21:30 (開場 19:30)
会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:70名
入場料:1,000円
●概要
アーティストとして、編集者として、既存の型を逸脱したエクストリームな表現手法で、常に関心を惹き付けてやまない大竹伸朗と都築響一。2人の長い活動の系譜に、「本」というメディアは欠かせない存在ですが、近年の大竹、都築の取り組む「本」は更なる新しい展開をみせています。今回のNADiff a/p/a/r/tのイベントでは、大竹、都築の手掛けた「本」の制作の近況をテーマに、現在進行形の大竹、都築の「本」の制作奮闘記についてたっぷりとお話頂きます。
アーティストの大竹は、絵画、彫刻、写真、音、そして「本」といった、多様な表現方法を駆使して、質・量ともに比類ない作品を作り続けています。近年参加している国際展では、拳には到底収まりきらない巨大なスケールの「本」や、多量のスクラップブックを一挙に展示するなど、本という存在を捉えた作品の展開はますますの拡張を遂げています。そして都築は編集者という立場から、様々な土地の中に潜む誰もがかつて注目しなかった驚くべき視点での固有の情報を取材し、雑誌、書籍といった媒体にのせてドキュメントしてきました。近年では独自取材をメルマガの電子媒体にのせて「メガ盛り」情報を定期配信するなど、編集者としてのその活動は高い発信性を放ち続けています。
2016年から2017年にかけて、大竹は、シンガポールのSTPIで制作された巨大本《Book #1/記憶層》のプロジェクトを、都築は、印刷本では実現しきれなかったスペックを備え持ったUSB本のプロジェクト《ROADSIDE LIBRARY》の制作に取り組みつつ、発表を行ってきました。これらの「本」にまつわるエピソードから、大竹、都築にとっての「本」をつくることにむかわせる衝動や発火点を探ります。
公の場では久々の、大竹、都築のスペシャルトークです、ぜひ奮ってご参加下さい!
●EVENTご参加方法
ご希望日、ご参加を希望される方のお名前、お電話番号、ご参加人数を明記の上、下記フォームにてお申し込み下さい。
※当日キャンセルはかたくお断りしております
定員に達したため、お席のご予約受付は終了いたしました。
●Profile
大竹伸朗
美術家。1955年、東京生まれ。
2006年、東京都現代美術館にて「大竹伸朗 全景1955-2006」展開催。2009年、翌年の瀬戸内国際芸術祭に向けて香川県直島に「直島銭湯 I♥湯」オープン、2010年、「光州ビエンナーレ」出品、2012年、ドイツの現代美術展「ドクメンタ(13)」出品、韓国ソウルでの初個展「大竹伸朗」展(アートソンジェセンター)開催、さらに2013年には「第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ」に出品、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館と高松市美術館で、同時期に個展を開催、「瀬戸内国際芸術祭2013」では香川県女木島の女木小学校に《女根/めこん》、「同芸術祭2016」豊島にて《針工場》を制作、2014年、横浜トリエンナーレに参加、ロンドンにて個展(パラソル・ユニット)開催、と国内外で大規模な作品を制作し、現代美術の既存の枠にとらわれない、たえず新しい価値観を提示し続ける姿勢は、アート・シーンを超えて幅広い支持を集めている。
都築響一
写真:吉永マサユキ
1956年、東京生まれ。
1976年から1986年まで『POPEYE』『BRUTUS』誌で現代美術・建築・デザイン・都市生活などの記事を担当する。1989年から1992年にかけて、80年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。1997年、『ROADSIDE JAPAN』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。2012年より有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS’ weekly』を配信中。>> web site
●お問い合わせ
NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977