「引込線2017」出版刊行記念〈書かれ、編まれたものを紐解く――批評的テクストと/の現在〉

出 演 : 粟田大輔、石川卓磨、勝俣涼、中島水緒

日 時 : 2018年3月4日[日] 19:00-20:30 (開場 18:45)

 

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会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:50名
入場料:1,000円 ※ナディッフにてお買い求めの方、チケットご持参で割引あり


 

●概要

 
NADiff a/p/a/r/tでは、「引込線2017」の出版刊行記念トークを開催いたします。
展覧会「引込線」とは、美術家/批評家が表現の場を自主運営しながら展覧会を組成し、2008年に「引込線」の前身となる「所沢ビエンナーレ」が発起した後、6度目の開催を重ねてきた企画展です。
本イベントでは、2017年に開催した「引込線2017」のカタログ(2018年1月)に執筆参加した四氏を迎え、展覧会と書物を巡る討議を行います。


−引込線では、「展覧会と書籍」「作品と批評」の両輪が対等なものとして構成されている。けれども、引込線に参加した執筆者たちは、必ずしも批評家とは限らない。批評家の他に、研究者、建築家、美術作家などが参加し、取り上げられたテーマも、美術、映画、建築、ファッションなど様々である。また、他の書物では見られない多様な文体が確認できる。これは引込線がニュートラルな場であることを意味しない。ここでは、主題、形式、文量などを主体的に決定する必要があるなかで、批評・研究の営為とはなにかが問われている。したがって「引込線2017」に掲載されたテクストは、どれも「書くこと」に対する批評性を含んでいると言える。イベントでは、本出版物に現れる複数の批評性を、個別的、接続的に読み解きながら、批評の現在を検討する。−
引込線実行委員会

 


 

●EVENTご参加方法

 
ご希望日、ご参加を希望される方のお名前、お電話番号、ご参加人数を明記の上、メールにてご予約ください。
お電話でも承っております。TEL : 03-3446-4977

※お申し込み時に既に定員に達している場合は、ご参加出来ない可能性もございます。
当店からのメールにて、受付結果のお知らせをいたします。
※受付結果のメールは、定休日等はさむ場合にお時間頂く場合がございます。2日以上返信が無き場合は、ご連絡下さい。
※当日キャンセルはかたくお断りしております



※受信制限をされている方は、当店からのメールを受信できるよう設定お願いいたします。
 


 

●商品情報

 
『引込線2017』
発行元:引込線実行委員会
発行日:2018
>> Online STORE


 

●Profile

 
粟田大輔|AWATA Daisuke
1977年生まれ。美術批評、芸術学(美術解剖学)、[comos-tv]ディレクター、基礎芸術 Contemporary Art Think-tank。論考に「書き換えられるシステム」(『ART and ARCHITECTURE REVIEW』、2010年)、「ポスト消費社会と映像の再生産」(『Yebizoフォーラム』、2012年)、「近代のアポリアと形見なるもの」(『物質と彫刻』[図録]、2013年)、「金縛りと夢」(『Pa+ フォビアと芸術生産』、2015年)、「榎倉康二と書物」(『Reflection:返礼―榎倉康二へ[論考]』、2015年)、「SPACE TOTSUKA ’70における「地・型」」(『引込線2015』、2015年)など。
 
石川卓磨|TAKUMA Ishikawa
1979年千葉県生まれ。美術家、美術批評。主な論考に「カエサルのものはカエサルに!――鈴木清順における「ルパン三世」と「浪漫三部作」」(『ユリイカ2017年5月号』、青土社、2017)、「ポストアプロプリエーションとしての写真」(『カメラのみぞ知る』[図録]、ユミコチバアソシエイツほか、2015年)、「戦争と銅版画――浜田知明の『戦争』画について」(『前夜/前線―クリティカル・アーカイヴ vol.2』、ユミコチバアソシエイツ、2014年)、「生存のレオロジー――ゾエ・レオナードにおける生政治」(『引込線 2013』[図録]、引込線実行委員会、2013年)などがある。
 
勝俣涼|RYO Katsumata
1990年生まれ。美術批評。主な論考に、「未来の喪失に抗って――ダン・グレアムとユートピア」(『美術手帖』第15回芸術評論募集佳作、2014年)、「ジョン・バルデッサリの修辞学」(『引込線2015』所収、引込線実行委員会、2015年)、『わたし』と『ずらし』の力学 ― 豊嶋康子論」(『ART CRITIQUE ウェブ版』2016年6月号、BLUE ART)など。主な展評に、「近さと遠さの文法――利部志穂『サンライズサーファー』展」(『美術手帖』2016年3月号、美術出版社)、「造形言語の経済――白川昌生『Coyote』展」(『美術手帖』2017年10月号、美術出版社)など。
 
中島水緒|MIO Nakajima
1979年生まれ。美術批評。雑誌、Webを中心に活動。主なテキストに、「「恋愛映画」は誰のためにあるのか——「(500)日のサマー」における「真実」と「言葉」」(私家版、2014年)、「言語遊戯のユートピア——横山裕一『ルーム』における主体なき言葉」(『En-Soph』、2015年)、「山の光」(『Witchenkare』vol.8、yoichijerry、2017年)など。自身のWebサイトにて、論考「沈黙の形態——1940年代のジョルジョ・モランディ」(2015-16年)、「イタリア近現代美術年表」を公開(http://nakajimamio.sakura.ne.jp)。
 
  


 

●お問い合わせ

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