70年代アート……もうひとつのエデュアルド・パオロッツィエネルギーゼロの実験的集約1997年6月25日(水)〜7月27日(日) |
イギリス生まれのエデュアルド・パオロッツィは、50年代の工業素材をつかった彫刻作品にはじまリ、キッチュな大衆文化を象徴するイメージをとりこんだ作品を発表、60年代にニューヨークを中心として広まったポップ・アートの動向に先駆的な役割を果たしました。 また早くから、当時のまだ機能的に不十分なコンピュータ技術を駆使し、手作業の風合いすら感じさせる幾何学パターンを作品に転用するなど、現代につながるテクノロジーとアートの共同作業を試みています。 「エネルギーゼロの実験的集約」は、6枚のオフセット・リトグラフ、シルクスクリーンからなるパオロッツィの代表的ポートフォリオです。画面には、2度にわたる渡米の際に入手した科学や地質学の専門雑誌、大衆雑誌などから切り抜いた、宇宙ロケット、高層建築、コンピュータの集積回路、最新涜行のファッションなどのコラージュ素材がサイケデリックな色調で構成されています。 これらの作品からは、60年代という変革の時代を経て現れた新しい価値観を背景に、パオロッツィが70年代に思い描いた未来社会のイメージや時代のスピード感覚をリアルに感じ取ることができるでしょう。 |
70年代アート……もうひとつのヴィクトル・ヴァザルリ 惑星の民話1997年7月31日(木)→8月24日(日) |
オプ・アートはニユーヨーク近代美術館でオプティカル(視覚的)絵画を中心にした最初の国際展「Responsive
Eye(反応する眼)」(1965)の開催を機に知られるようになりました。 |