―ヒストリカル・モニュメント―
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フランスのアーティスト、カトリーヌ・ボーグラン(Catherine Beaugrand)の展覧会を開催いたします。カトリーヌ・ボーグランは、現在、フランス・シャンボールにおいて、2000年に向けての大掛かりなプロジェクトを進行中です。ボーグランは、レゴの遊園地にヴィデオと音響を併せたインスタレーション「ルナ・パーク」(1997)や、E.A.ポーの短編にモチーフを得て7つの部屋で展開された「赤い死への道行」(1994-95)など、いずれも独特のストーリーをもつ複合的なインスタレーションを展開してきました。今回カトリーヌ・ボーグランは、歴史的建造物が様々なスケールで現代のテーマパークの中で再現されていることに着目しました。多様に乱反射する真正と模倣の関係のうちに、大量消費社会である現代の構造が浮び上がるのではないでしょうか。ナディッフでは、歴史的な建築物に関わる新作「ヒストリカル・モニュメント」を展示いたします。 ● ギャラリトーク |