■アーティストプロフィール
◎森山大道 MORIYAMA Daido
1938(昭和13)年大阪生まれ。写真家・岩宮武二および細江英公のアシスタントを経て、1964年に独立。68年、中平卓馬の誘いにより『プロヴォーク』に第2号から参加、写真集『にっぽん劇場写真帖』を発表。72年、写真集『写真よさようなら』を発表、「ブレ・ボケ・アレ」と称される革新的な表現によって、写真界に大きな衝撃を与えた。その後一時撮影から遠ざかるが、82年『光と影』によって完全復帰を果たす。83年、日本写真家協会年度賞を受賞。90年代以降も精力的な活動を続け、99年にはサンフランシスコ近代美術館で大規模な個展が開催され、欧米を巡回。2002年写真集『新宿』を発表し、翌年第44回毎日芸術賞を受賞。03年、島根県立美術館ほかで国内初の大規模な展覧会、カルティエ現代美術財団での個展が相次いで開催。2003−04年にかけて『森山大道全作品集』(全4巻)刊行。
◎荒木経惟 ARAKI Nobuyoshi
1940(昭和15)年東京・三ノ輪生まれ。千葉大学工学部写真印刷工学科を卒業後、カメラマンとして電通に入社。1964年に「さっちん」で第1回太陽賞を受賞。71年青木陽子と結婚、写真集『センチメンタルな旅』を自費出版。72年に電通を退社、以後「天才アラーキー」の名でセンセーショナルなブームを巻き起こす。90年、日本写真家協会年度賞受賞。91年、前年死去した妻・陽子を撮影した写真集『センチメンタルな旅・冬の旅』を発表。92年にグラーツで開催された個展「Akt-Tokyo1971−1991」(その後欧州巡回)は大きな話題となり、その後も東京都現代美術館「荒木経惟 センチメンタルな写真、人生」(99年)等、国内外での多数の展覧会が開催される。『荒木経惟写真全集』(全20巻/1996−97年)、『ARAKI
by ARAKI』(2003年)ほか、写真集・著作は300冊を超える。
【同時開催】「森山・新宿・荒木」展
会場 : 東京オペラシティアートギャラリー
企画 : ナンジョウ アンド アソシエイツ
会期 : 2005年 1月 15日(土)〜 3月 21日(月) |