榎本耕一「アルファの残り」

Koichi Enomoto “rest ofα”

2006年6月2日[金]−7月2日[日]

アーティスト・トーク 6月3日［土］18:00−20:00
ゲスト：市原研太郎（美術評論家）

ファースト・モノグラフ　　榎本耕一『MIWA』
�椛蝌aラヂエーター製作所／HiromiYoshii　
価格：2,993円(税込) 　デザイン＝下田理恵

新進の若手ペインター榎本耕一をご紹介します。
時代を画する企画展「after the reality」（2004東京、この夏NYに巡回）に参加するなど、ポスト'00ジェネレーションの作家として今もっとも注目されています。大胆な極彩色となぞめいた微笑みの女性像。決して実在することのないシミュラークルが乱反射して織り成す物語。
新作のドローイングとペインティングを展示いたします。どうぞお楽しみください。

企画協力：Hiromi Yoshii
協力：大和ラヂエーター製作所

【アーティストメッセージ】

私は時々空を飛んでみたいと願ってみる。
すると飛行機がそれを叶えてくれる。
私はまた、時々深海魚のごとく深海を泳ぎまわってみたいと願ってみる。
すると、潜水艦が恐らくそれを叶えてくれる。
私はそして、月をメロンパンのように食べてみたいと願う事もある。
その願いには、なんらかの詩が答えてくれる。

私は生きながら、様々なことを願うが、自由に願うほどに、それは半分しか叶えられない。
飛行機に乗ったとしても、飛んだことにはならない。
潜水艦に乗ったとしても、深海を泳ぐことにはならない。
詩を読んだとしても、月を食べた事にはならない。

叶えられなかった願いの残りの半分が、私を絵に促す。


【作家プロフィール】

榎本 耕一　Koichi ENOMOTO
1977　大阪府生まれ   

<個展>
2004　「ガス燈の青」　（ヒロミヨシイ/東京）
<グループ展>
2004
「アート@アグネス」　（アグネスホテルアンドアパートメンツ/　　東京）
「リボンの騎士の秘密の森」 太郎知恵蔵キュレーション　（M.Y. Art Prospects/ニューヨーク）
「After the Reality」 市原研太郎キュレーション　（ヒロミヨシイ/東京）
2005
「アートマップ」　(京都芸術センター/京都)
「ガールズ・オブ・サマー」　（モニーク・メロシュ/シカゴ）
「ゾーンーポエティック・モーメント」　（トーキョーワンダーサイト/東京）
2006
「After The Reality」　（ダイチoプロジェクツ／ニューヨーク）

■オリジナルTシャツ限定発売

価格: 3,360円（税込）
size:　メンズ / レディース　（American Apparel）
color:　白
type:　7