篠原有司男「毒ガエルの復讐」2006年9月8日[金]−10月15日[日]
9月1日 [金] 11:00- プレ・イベント |
1960年代、既存の美術のあり方に反旗を翻しアナーキーな活動を繰り広げた若い世代のなかで、ひときわ破天荒な存在として注目されたギュウチャンこと篠原有司男。今もなお型破りなエネルギーを放出し続ける篠原は、時代を超越して「前衛」を体現する希有なアーティストといえるでしょう。 |
■ プレ・イベント-公開制作 <終了致しました。> |
9月1日[金] Live Painting |
■ オープニング・イベント 9月11日[月] 17:00-21:00 <終了致しました。> |
プロジェクトの全容がわかる公開記者発表。どなたでも参加可能。田名網敬一をはじめ実行委員会メンバーが全員集合致します。 |
■ ギャラリー・トーク 9月19日[火] 18:00-20:00 <終了致しました。> |
対談集で実現できなかった山下裕二教授との対談。編集後日談。 |
□篠原有司男の新刊 9/1 3冊同時刊行!! 「篠原有司男対談集:早く、美しく、そしてリズミカルであれ」 |
■アーティストの言葉 ドローイング集 前書き原稿より ゴッホの手紙を見たまえ、名刺大のスケッチが、弟テオへの文章と共に生き生きしているではないか。レオナルド・ダ・ヴィンチが残した素描の山、建築図面あり、大砲など新兵器や空中飛揚のプラン、草花はおろか、水の流れまである。どれを取ってもぼくらの目を釘付けにする。 素描の魅力は何だろう。黒一色の曲がりくねった緩急自在な線、影と光のコントラスト、虚飾の無いプリミティブな力強い表現力、その上、素描画には失敗作も成功作もないことだ。パリでジャンヌダルクの騎馬像に挑戦した。夕日に輝く金色のこれは手強いぞ! よし、手前にジョギングの男女を走らせ、背景はルクセンブルグ公園の並木、一番手前にコーヒー、クロワッサンをいただく観光客のテーブル、これを超スピードで描きまくるんだ。出来映えよりも大事なことは、ペン先を動かしまくること。初心者には無理だと? デジカメを使用しよう。カメラは対象物をジーッと見つめたりしない。一瞬良いなと閃いたら撮る。ぼくの脳にも同時に記録される、対象をいちべつしただけで脳へインプット。 それをスケッチブックへ。 自由に再構成、目、鼻、口を描けば少なくとも人間に見える。デジカメスケッチ、これがぼくの解答です。 |
篠原有司男 |
■アーティストプロフィール ◎篠原有司男 しのはら・うしお |