近藤聡乃の漫画と挿画の原画展
〜『うさぎのヨシオ』&『不思議というには地味な話』刊行記念〜
2012.5.19[土] − 6.17[日]
NADiff modern 2F にて
《サイン会》5.26 [土] 15:00−
NADiff modern 店内にて
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この度、ナディッフ モダンにて近藤聡乃の原画展を開催いたします。
近藤聡乃は2000年マンガ「小林加代子」で第2回アックス新人賞奨励賞(青林工藝舎)を受賞。2002年アニメーション「電車かもしれない」で知久寿焼(音楽グループ、元たま)の曲に合わせてリズミカルに踊る少女の作品で NHKデジタルスタジアム、アニメーション部門年間グランプリを獲得し注目を集めました。近年は、制作の拠点をニューヨークへ移し、国内外で広く活動しています。
今回の展示は、「うさぎのヨシオ」(エンターブレイン)、初エッセイ「不思議というには地味な話」(ナナロク社)の刊行記念と致しまして、漫画原稿、エッセイの挿絵で構成されます。
“既視感”を表す「きやきや」とい言葉から発想を得て、3つのパラレルに存在する世界がひとりの少女を中心に、干渉しあい、入れ替わりながらも、それぞれの軌道を回り続けてゆく、アニメーション作品「KiyaKiya」(2010−2011)。
その考えを引用すると、本展で展示される作品は近藤聡乃の中に存在し進んでゆく、いくつもの世界のひとつと言えるかもしれません。漫画家を目指すヨシオの悩みも恋も、近藤が実際に体験した日常の些細な出来事も、全てが影響しあい、漫画、アニメーション、油彩とそれぞれの手法で作品が制作されてゆくのだろう、そんな思いが浮かんできます。
漫画とエッセイの中で展開される、近藤聡乃の世界を是非ご高覧下さい。
協力:MIZUMA ART GALLERY, ナナロク社, 株式会社エンターブレイン
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近藤聡乃「不思議というには地味な話」
近藤聡乃、初のエッセイ集。
2012.5.26先行発売 / ナナロク社
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近藤聡乃「うさぎのヨシオ」
装丁:寄藤文平+鈴木千佳子(文平銀座)
2012.4.14 / 株式会社エンターブレイン / 651円(税込)
(うさぎのヨシオ。夢は漫画家になること。喫茶店でアルバイトをしながら、漫画家を目指すヨシオ。出版社に持ち込みに行ったり、バイト先の美人客に心奪われたりしながら、一歩一歩、漫画道を進んでいく。これはひとりの青年の、恋と仕事と夢の物語なのです(……ウサギだけど)。)
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近藤聡乃 AKINO KONDOH
1980 千葉県生まれ
2003 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業
2008年からニューヨーク在住
《主な個展》
2011 「KiyaKiya」ミヅマアートギャラリー / 東京
2008 「果肉」ミヅマアートギャラリー / 東京
2007 「HINT-てんとう虫のおとむらい」 Tache-Levy Gallery / ブリュッセル、ベルギー
2006 「てんとう虫のおとむらい」 ミヅマアートギャラリー / 東京
2004 「近藤聡乃展」 trance popギャラリー / 京都
2003 「近藤聡乃展」 ギャラリーエス / 東京
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展示、作品についてのお問い合わせ
Book Shop: NADiff modern
150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1Bunkamura B1
TEL. 03-3477-9134
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