初作品集『空中空』刊行記念

宮永愛子「空想」

2013.1.16[水] − 2.24[日]

NADiff modern 2Fにて

日用品をナフタリンでかたどったオブジェや、塩を使ったインスタレーションなど、気配の痕跡を用いて時を視覚化する作品で注目を集める、アーティスト宮永愛子。
去年、国立国際美術館にて開催された展覧会公式カタログで自身初の作品集となる「宮永愛子作品集 空中空(なかそら)」の特装版の刊行を記念して、特装版とともに「空中空」に未収録の写真やそのかけらを展示いたします。

Exhibition View

宮永愛子 作品集『空中空 特装版』

初期から現在までの代表作を収録した宮永愛子、初の作品集「空中空」オリジナル作品付き特装版。
ナフタリンにより象られたパズルのピースは樹脂に封入され、眠りにつかされています。シールを剥がすと小さな穴から少しずつ空気が入り込み、刻々と変化し、そこにパズルがあったという痕跡だけが残ります。誰かがシールを剥がすまで、作品は半永久的に本棚のなかで眠りから覚めるのを待ちつづけるかもしれません。作家の魅力が溢れる世界にひとつしか存在しない作品です。

限定50部（エディションナンバー入り）
テキスト：建畠晢、福岡伸一 他 / アートディレクション：豊永政史
B5判変 / 128頁 / 上製 / 39,900円（税込）

収録作品 : waiting for awakening ─空中空─
60×60×15mm / ナフタリン / 樹脂 / 作品証明書付
＊ご購入後の返品、交換は承れませんのでご了承下さい。
＊パズルのピースの形は見本と異なる場合がございます。
　ご指定頂けませんのでご了承下さい。

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宮永愛子 作品集『空中空』

宮永愛子は靴や時計、バッグという日用品をナフタリンでかたどったオブジェ、塩を使ったインスタレーションなど、時間を視覚化する作品を生み出してきました。
時とともにうつろう作品は、一見はかなく、繊細でありつつも同時にかたちあるものは変わりゆくという永遠性のイメージを宿します。

テキスト：建畠晢、福岡伸一 他 / アートディレクション：豊永政史
B5判変 / 128頁 / 上製 / 3,360円（税込）

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宮永愛子　AIKO MIYANAGA

1974
1999
2008

京都市生まれ
京都造形芸術大学　美術学部彫刻コース卒業
東京藝術大学大学院 美術研究科 先端芸術表現専攻 修士課程修了

主な個展

2012
2011
2009
2008
2007

宮永愛子：なかそら―空中空― [国立国際美術館・大阪]
景色のはじまり―金木犀― [ミヅマアートギャラリー・東京]
第3回shiseido art egg 宮永愛子展 「地中からはなつ島」[資生堂ギャラリー・東京]
漕法 [京都芸術センター・京都]
岸にあがった花火―宮永愛子展 [すみだリバーサイドホール・ギャラリー・東京]

主なグループ展

2012
2010

2009
2008

Mediations Biennale 2012 [ザメク・カルチャー・センター・ポズナン（ポーランド）]
あいちトリエンナーレ 2010 [愛知芸術文化センター・愛知]
ドゥーブル・リュミエール―宮永愛子＆関根直子 [パリ日本文化会館・フランス]
アーティスト・ファイル2009―現代の作家たち [国立新美術館・東京]
釜山ビエンナーレ2008
Sea Art Festival [ミ・ワールド・釜山（韓国）]

展示、作品についてのお問い合わせ

Book Shop: NADiff modern
150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1Bunkamura B1
TEL. 03-3477-9134