今道子最新刊「IMPACT」刊行記念トーク

今道子写真集「IMPACT」を眼で読むために

出　演：今道子（写真家）

聞き手：野村浩（美術家）


日　時：2012年3月24日[土] 18:00−20:00
会　場：NADiff a/p/a/r/t 店内


入場無料（予約不要）
※30名様以降は立見となりますのでご了承ください。

© Michiko Kon

魚や花といった有機物から衣類や機械などのプロダクトまでをモチーフに、自ら組み合わせたオブジェを被写体とした静物写真シリーズで80年代にさっそうとデビューを飾った今道子。
久々の新刊として注目を集めている、今の最新作品集『IMPACT』（M／Light No.3）は、最初期の1979年から2010年までの作品群より、M／Lightレーベルの町口景が「衝撃」をテーマに35点を厳選し収録。被写体となる静物の特異な組み合わせ、ディティールまでを克明に表現する豊かなモノクロームの階調など、突出した世界観がまさに「衝撃」をもって顕になります。

本書の出版を記念し、今道子と聞き手に、写真を使った作品を制作する美術家の野村浩を迎え、スライドトークを開催します。スナップが主流だった時代に鮮烈なイメージを刻印した、今道子の謎めいた作品制作の源泉、30年以上にわたる作家歴を概観しつつ、今道子の写真を「眼で読む」ための試みがなされます。

今道子　IMPACT　＊サイン入り

魚や花といった有機物から衣類や機械などのプロダクトまでをモチーフに、自ら組み合わせたオブジェを被写体とした静物写真シリーズで80年代に鮮烈なイメージを刻印した今道子（こんみちこ）。
今の最新作品集『IMPACT』（M/Light No.3）は、最初期の1979年から2010年までの作品群より、アートディレクター・町口景（まちぐちひかり）が「衝撃」をテーマに35点を厳選し収録。被写体となる静物の特異な組み合わせ、ディティールまでを克明に表現する豊かなモノクロームの階調など、突出した世界観がまさに「衝撃」をもって顕になります。
2011 / マッチ&カンパニー / 500部限定・ナンバー入り / 300mm×420mm / 並製本 / 写真35点 / 64頁 / 7,875円（税込）


野村浩　Slash

2010 / N/T WORKS / 500部限定 / 192頁 / 写真93点 / 162×257mm / 並製本・本文糸かがり綴じ / 輸送用ダンボール付 / 4,200円（税込）

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今道子　Michiko Kon

1955年神奈川県生まれ。1978年造形美術学校版画家卒業後、1980年まで東京写真専門学校で写真を学ぶ。
1990年にPhoto Gallery Internationalで開催された個展「EAT Recent Works」で第16回木村伊兵衛写真賞を受賞。個展、グループ展多数。東京都写真美術館をはじめヒューストン美術館（アメリカ）、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ美術館（フランス）など、パブリックコレクションにも多数収蔵。作品集に『EAT』（アートワークスコミッティー/1987年）、『KON BOX』（フォト・ギャラリー・インターナショナル&ナツラエリ・プレス/1996年）などがある。


野村浩　Hiroshi Nomura

1969年静岡県生まれ。東京藝術大学美術学部油画科卒業。東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了。
「キヤノン写真新世紀第3回、第5回、優秀賞」受賞。個展：1997年「THE GENESIS OF THE EXDORA WORLD」Taka Ishii Gallery／東京」。グループ展：2008年「テグ・フォトビエンナーレ」（韓国）ほか多数。出版：写真集『EYES』（2007年 赤々舎）、『Slash』（2010年 N/T WORKS）。水彩画集『EYES WATERCOLORS』（2008年 マッチ&カンパニー）。2010年エルメスの季刊誌『LE MONDE D'HERMES』ゲストページに10ページにわたり『EYES』の作品が掲載される。