この春公開されたフランス映画『アデル、ブルーは熱い色』や、6月にアンコール上映も決まったジャック・タチ映画祭の大ヒット、また様々な雑誌でフランス特集が組まれるなど、フランスカルチャーに再び注目が集まっているなか、『ROVAのフレンチカルチャー A to Z』(アスペクト刊)を上梓されたばかりの小柳帝さんをお迎えして、トークイベントを開催致します。
フレンチカルチャーを、映画、写真、音楽、文学、コミック、デザイン、ファッションなど、さまざまなジャンルを超えてキーワードで繋いで行くところが魅力の本書の中から、今回は、「V(Violoncelle=チェロ)」の項で紹介された、日本では比較的馴染みの薄いモーリス・バケというフランスのチェリストを出発点に、90分間たっぷりお話し頂きます。
昨年、当館でも回顧展が開催された写真家のロベール・ドアノー、映画監督のジャン・ルノワールやアルベール・ラモリス、詩人のジャック・プレヴェール、ポスター作家のサヴィニャック、さらには「山のサン=テグジュペリ」の異名をとる登山家のガストン・レビュファなどを繋ぐこのモーリス・バケとは一体誰なのか?そこから、さらに本書で紹介されている別のキーワードへと、お話は広がって行くことでしょう。
なお、ナディッフバイテンでは、『ROVAのフレンチカルチャー A to Z』はもちろん、フレンチカルチャーをより深く楽しむための書籍フェアも展開いたします。
会場のCAFÉ BISでのお飲み物を片手に、おくつろぎ頂きながらご参加頂けるトークイベントです。みなさんのご来場を心からお待ち申し上げております。 |