高松次郎はいかに読まれてきたのか?
─『高松次郎を読む』出版記念トークイベント
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出 演:
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会 場: |
沢山 遼 (美術批評)
森 啓輔 (ヴァンジ彫刻庭園美術館学芸員)
梅津 元 (埼玉県立近代美術館主任学芸員/芸術学)
冨井 大裕 (美術家)
2014年12月13日[土]
19:00 – 20:30
NADiff a/p/a/r/t 1F 店内
入場無料 (予約不要)
※30名様以上はお立見となりますのでご了承下さい。 |
協力=Yumiko Chiba Associates
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NADiff a/p/a/r/tでは、1960年代中盤〜2014年までの高松次郎作品論を展開に沿って構成した『高松次郎を読む』出版(水声社刊)を記念し、本書の編集・企画に関わる沢山遼氏、森啓輔氏、論考執筆者の梅津元氏、美術家の冨井大裕氏によるトークイベントを開催致します。
「トリックス・アンド・ヴィジョン」「人間と物質」「影論争」など、戦後美術を代表するポレミックな事象の傍らには、いつも高松次郎の「影」がちらついている。戦後の美術作家のなかで、おそらく、高松次郎ほどに真摯な批評的言及の対象となってきた作家は存在しない。高松について語られてきた批評的言説をたどり直すことは、戦後美術批評の関心の推移をたどり直すことに直結するだろう。では、そこではなにが語られ、そして、なにが語られずにきたか──。高松次郎とその作品をめぐる言説を主題として、芸術的実践と批評的実践の緊迫した関係を再考します。 |
Artist Statement / Comment
ここには居ない誰かについて、過去や未来の時間軸を越えて考えることは、
僕たちは当然のことになりました。不在の記憶を反復と持続でもって立ち上げます。
───────── 蓮沼執太
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高松次郎『高松次郎を読む』
2014.11 / 水声社 / 288頁 / 212×153mm / 4,000円(+税)
>> Webshop
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沢山遼 Ryo Sawayama |
1982年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修了。美術批評。主な論考に「ジャクソン・ポロック―隣接性の原理」(『ART TRACE PRESS 01』2012、ART TRACE)、「盲目的遮蔽空間―先キュビスムと《アヴィニョンの娘たち》」(『ART CRITIQUE n.02』2012、constellation books)「繋辞なき反復―高松次郎の非=命題」(『Jiro Takamatsu Critical Archive 高松次郎論集 vol.1』2012、ユミコチバアソシエイツ) など。 |
森啓輔 Keisuke Mori |
1978年三重県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修了。現在、ヴァンジ彫刻庭園美術館学芸員。美術批評、日本近現代美術。
主な評論・論文に、「高松次郎《THE STORY》—反復および知覚される持続について」(『美術手帖』第14回芸術評論入選、2009)、「切断される再演ー「以後」としての1978年の彫刻」(『引込線2013カタログ』)など。 |
梅津元 Gen Umezu |
1966年神奈川県生まれ。多摩美術大学大学院修士課程修了。企画・担当した主な展覧会(共同企画を含む):「1970年―物質と知覚」(1995)、「ドナルド・ジャッド 1960-1991」(1999)、「関根伸夫《位相-大地》が生まれるまで」(2005) ◆近年の寄稿:「モダニズムのハード・エッジ」『ABST』6号 (2011)、「反転する皮膜―《位相−大地》を奪還せよ」(関根伸夫個展カタログ, 鎌倉画廊, 2011)、「音/響/光/景−「都市の無意識」をシャッフルせよ」『現代の眼』601号 (東京国立近代美術館, 2013)、「山中信夫―プロジェクション装置としてのピンホール」『マンハッタンの太陽』(栃木県立美術館, 2013)」◆近年のレクチャー、シンポジウム:冨井大裕との対談 (NADiff/2011, ユミコチバアソシエイツ/2013)、「〈日常〉と〈疎外〉―モダニズム/ミニマリズムから現在へ」(引込線, 2013)、「出来事/記録/複製/体験」(東京都現代美術館, 2014)、「石子順造、グループ『幻触』、1960年代」(静岡県立美術館, 2014) |
冨井大裕 Motohiro Tomii |
1973年新潟県生まれ。既製品に最小限の手を加えることで、それらを固定された意味から解放し、色や形をそなえた造形要素として、「彫刻」のあらたな可能性を模索する。近年の展覧会に、「『再考現学 / Re-Modernologio』phase2: 観察術と記譜法」(国際芸術センター青森、2011)、「所沢ビエンナーレ美術展 2011 引込線 」(2011)、「横浜トリエンナーレ2011」(横浜美術館、2011)、「MOTアニュアル2011」(東京都現代美術館、2011)、「水と土の芸術祭2012」(万代島旧水揚場、新潟、2012)、「マンハッタンの太陽」(栃木県立美術館、2013)、「『combine』-still-」(Yumiko Chiba Associates、2013年)、「ニイガタ・クリエーション 美術館は生きている」(新潟市美術館、2014)、「開館20周年記念 MOTコレクション特別企画クロニクル1995−」(東京都現代美術館、2014) など。また、Twitterにて毎日発表される「今日の彫刻」などと併せ、既存の展示空間や制度を批評的に考察する活動でも注目を集める。 |
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