ナディッフ アパートでは、次回のギャラリー展示をisland JAPANとの共催で7月7日より開催いたします。
連帯を求めて孤立を恐れず―。昨今あらゆる個人はますます管理の対象として分断されながら、孤立を深めているように思います。
わたしたちも、アーティストも例外ではないでしょう。狭く囲い込まれたサーキュレーションの外側にいる個人は、自立のための基盤をますますはく奪されて単に管理の対象として位置づけられていくように見えます。
自立した個人の連帯を求めて自らの出来る事を出来る範囲で多層的に積み重ねることにより、ゆるやかなオルタナティブを模索していくことが、アートの分野でもまさに必要なことだと考えています。
いつの世の中にも、絵は絶えずつくりつづけられ、見られ、伝えられてきました。それはどのような時代にも、絵は人の心を根本から揺さぶり、動かし続けてきたからにほかなりません。
island JAPANとナディッフが共に目指していることは、そうしたつくること、見ることをつなぎ、人々に伝え、つなげていくことです。
今回の展示は、一作家一枚の絵で構成していきます。ギャラリー空間を大幅にはみ出すであろう今回の展示では、書店空間のそこここも含めて、今一度一枚の絵について考え、一枚の絵で表現する、そういった真剣勝負の場となります。
7月7日の七夕は、NADiff A/P/A/R/Tの4周年アニヴァーサリーにあたります。
「一枚の絵の力」をさまざまな角度から体験していただき、表現の持つ力について再認識する機会になることができたら、と願います。
企画:island JAPAN / NADiff
Special Thanks:Gallery Koyanagi, MISOKO & ROSEN, GALLERY MoMo, Taka Ishii Gallery, TARO NASU, Tomio Koyama Gallery |