鈴木 理策 (すずき りさく)
写真家。1963年和歌山県生まれ。1987年東京綜合写真専門学校研究科卒業。1990年初個展。
2000年に写真集『PILES OF TIME』(光琳社出版・絶版)にて第25回木村伊兵衛写真賞受賞。
時間や記憶、場所の気配など、視覚に収まらない感覚を主題とする作品を発表し続ける。
2006年、第22回東川賞。2008年、写真協会年度賞。東京芸術大学美術学部先端芸術表現科准教授。
《主な個展》
「SAKURA」(金峯山寺本地堂/2010年)、「WHITE」(ギャラリー小柳、2009年)、「熊野、雪、桜」(東京都写真美術館/2007年)など。
《主な写真集》
『Yuki Sakura』(Nazraeli Press/2008年)、『熊野、雪、桜』(淡交社/2007年)、『JUN AOKI COMPLETE WORKS 2 / AOMORI MUSEUM OF ART』(INAX出版/2006年)、『Mont Sainte Victoire』(Nazraeli Press/2004年)、など。
東京国立近代美術館、東京都写真美術館、ヒューストン美術館、国際写真センター(ICP)などに作品が収蔵されている。
鷹野 隆大 (たかの りゅうだい)
写真家。1963年福井県生まれ。1987年に早稲田大学卒業後、1994年から作品を発表し始める。
2006年にセクシュアリティをテーマにした写真集「IN MY ROOM」(蒼穹舎)で第31回木村伊兵衛写真賞受賞。
性のあり方を問い直す作品の他、日本の都市空間を日々記録し続けている。
《主な個展》
「金魚ブルブル」(ツァイト・フォト・サロン/2010年)、「おれと」(ナディッフ・ギャラリー/2009年)など。
《主なグループ展》
「液晶絵画」(国立国際美術館他/2008年)、「手探りのキッス」(東京都写真美術館他/2001年)など。
《主な写真集》
『男の乗り方』(Akio Nagasawa Publishing/2009年)、『IN MY ROOM』(蒼穹舎/2005年)など。
東京都写真美術館、国際交流基金、上海美術館などに作品が収蔵されている。
松江 泰治 (まつえ たいじ)
写真家。1963年東京生まれ。1987年東京大学理学部卒 衛星画像処理。
1987年以降、個展多数。1996年、東川賞新人作家賞。 2002年に第27回木村伊兵衛写真賞受賞。
世界の僻地から大都市までくまなく巡り、場所を探査し地名を収集するように制作。作品は地名または都市コードで統一されている。
《主な個展》
「survey of time」(TARO NASU/2010年)、「nest」(Amador gallery/2008年)、「nest」(TARO NASU/2008年)、「cell」(TARO NASU OSAKA/2007年)など。
《主な出版》
『cell』(赤々舎/2008年)、『JP-22』(大和ラヂヱーター製作所/2006年)、『TAIJI MATSUE』(うげやん/2003年)など。
東京国立近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、ヒューストン美術館などに作品が収蔵されている。
倉石 信乃 (くらいし しの)
写真評論家、詩人。1963年長野県生まれ。多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。
専門は近現代美術史・写真史・美術館論。1988〜2007年、横浜美術館学芸員として「マン・レイ展」「ロバート・フランク展」「菅木志雄展」「中平卓馬展」「李禹煥展」などの展覧会を担当。
2007年より明治大学理工学部准教授。1998年「写真使用法」(『武蔵野美術』109号所収)で第4回重森弘淹写真評論賞受賞。2001年よりシアター・ユニットARICAに参加、テクスト・コンセプトを手がける。
《主な著書》
『スナップショット -写真の輝き』(大修館書店/2010年)、『反写真論』(オシリス/1999年)、共著に『失楽園 風景表現の近代 1870-1945』『明るい窓:風景表現の近代』(大修館書店/2004年、2003年)など。
『沖縄写真家シリーズ[琉球烈像]』(全9巻、未来社/2010-2011年)を仲里効と監修。
清水 穣 (しみず みのる)
写真評論家、1963年東京生まれ。1987年東京大学大学院修了、1988年から1991年マールブルク大学(ドイツ)留学、1992年より同志社大学で教える。専攻は現代美術・写真、現代音楽。1998年〜2000年ケルン大学(ドイツ)客員教授。
1995年『不可視性としての写真 -ジェームズ・ウェリング』(ワコウ・ワークス・オブ・アート)で第一回重森弘淹写真評論賞受賞。
定期的にBT美術手帖、Art Itといった媒体や写真集、美術館カタログに批評を書いている。
《主な著書》
『日々是写真』『写真と日々』『白と黒で:写真と・・』(現代思潮新社/2009年、2006年、2004年)、『永遠に女性的なる現代美術』(淡交社/2002年)
《主な写真集への寄稿》
吉永マサユキ『若き日本人の肖像』(リトルモア/2009)、柴田敏雄『For Grey』(Akio Nagasawa Publishing/2009)、松江泰治『JP-22』(大和ラヂエーター製作所/2006)、Wolfgang
Tillmans『truth study center』(Taschen/2005)、森山大道『PLATFORM』(大和ラヂエーター製作所/2002)など。
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