Chim↑Pom
「日本のアートは10年おくれている」

2008年7月7日[月] − 7月27日[日]

《オープニング・パーティ》
7月7日[月] 19:00−

© Chim↑Pom 2008

映像とインスタレーションを中心に、奇抜なアイディアととことんやりつくす行動力で日増しに注目度をあげているアート集団Chim↑Pom。
アート界のトリックスターと言われることもしばしばだが、時代の空気を反映した若者の表現として今もっとも突き抜けていると言えよう。

トリックスターといえば、ふたつの世界を行き来してそのハザマから新たな視点を示す特別な位置づけのもの。ただし、言い方をかえると二項対立の図式が安定化するための装置となるサクリファイスでもある。いわゆる、「第3項排除」の理論（*）だ。

彼らがアート界のトリックスターとして、異彩を放てば放つほど、「第3項排除」の効果によりアート界はそれを抽出排除することによってより強固に安定していくのか、はたまた、「アート」や「社会」を脱臼させつつ、新しい視点を人々の意識に焼き付けることによってサバイブする可能性を拡げることができるのか。
正念場の08年夏。日本の美術が変わる。
(*)今村仁司


企画協力：無人島プロダクション

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