今なお時代と切り結びながら日々シャッターを押し続ける森山大道。この秋、初期のマガジンワークを当時のまま収録した作品集が2分冊で刊行されました。1965年から1974年までの10年間にアサヒカメラ、カメラ毎日ほかの雑誌に発表した作品点数は1,000点を優に超えると言われます。その中から厳選し初出時のレイアウトやキャプション、テキストをそのままに収録したものがトータルで800ページを超える月曜社刊『にっぽん劇場 1965-1970』『何かへの旅1971-1974』です。 |
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Profile 森山大道 DAIDO MORIYAMA1938年大阪生まれ。写真家・岩宮武二、細江英公のアシスタントを経て64年独立。写真雑誌などで作品を発表し続け、67年「にっぽん劇場」で日本写真批評家協会新人賞受賞。68-70年には写真同人誌『プロヴォーク』に参加し、ハイコントラストや粗粒子画面の作風は“アレ・ブレ・ボケ”と形容された。ニューヨーク・メトロポリタン美術館やパリ・カルティエ現代美術財団、東京都写真美術館で個展を開催するなど、世界的評価も高い。代表作に『写真よさようなら』(72年)、『狩人』(72年)、『光と影』(82年)、『Daido-hysteric』(93-97年)、『新宿+』『大阪+』(02年)、『記録』(07年〜)、『ハワイ』(08年)、『NORTHERN』(09年)など。 |